東京競馬場と中山競馬場の飲食売店にて売られるメニューで、20年以上前から存在している。 「府中で一番うまいのが、コレなんだ。しかも、ここでしか食べられないんだよね」 大の競馬ファンと東京競馬場に行ったとき、彼も嬉しそうに、きね打ち麺を食べていた。 「うどんのようでうどんではなく、ラーメンに近いようでラーメンでもない。なんともいえない味なのですが、食感は、冷麺に一番近いですね。他では食べられない味です」 きね打ち麺を販売する、東京競馬場フジビュースタンド2F、ファストフードプラザ内にある、「きね打ち麺 阿多利(あたり)」の方が言う。 1杯540円。確かに、コシが強く少し透明感ある麺は、冷麺のものに一番似ている。 麺の原料は、「小麦粉、澱粉、ライ麦粉、卵白、デュラム粉、植物油、食塩、カルシウム(酒精保存)」とのこと。こう書かれた紙が、レジカウンター脇にはってある。すぐ隣には、「きねうちは麺千年