2006年06月22日 アステカ式陣痛緩和法 [医学・科学関連] メキシコ西部から一部はテキサス州にすむ先住部族、ウイチョル族は、その宗教儀式にペヨーテサボテンを使うことで知られている。ペヨーテには幻覚剤であるメスカリンが含まれ、彼らはそれを摂取して意識変容状態を招き、神々との合一化という宗教体験を得るのである。 彼らは代々そうやって幻覚剤使用をその生活に取り入れている訳だが、取り立ててその民族社会が破壊されるようなこともなく、つましい日常が維持されているようである。これには幻覚剤の影響を調べている研究者たちも興味を持ったようで、彼らの知的能力や身体的な障害についての調査を重ね、差し当たって宗教的な文脈で抑制された使用をしている限りでは、ペヨーテに含まれる幻覚物質は脳を損傷しないという結論を出しているようだ。 さて、彼らはその人生の節目でペヨーテを使った儀式を執り行い、それは女性が懐妊し