【働き】 インフルエンザは、インフルエンザウイルスによる感染症です。発熱、頭痛、筋肉・関節痛などの症状が急激にあらわれ、喉の痛み、鼻水・鼻づまり、咳といった症状もでてきます。通常、3~4日熱が続いたあと回復に向かいます。 このお薬は、抗インフルエンザウイルス薬です。インフルエンザウイルスに直接作用し、ウイルスの増殖をおさえます。一般的なA型とB型ウイルスに適応するほか、2009年に流行し当時新型とされたインフルエンザ(A/H1N1)にも有効です。感染初期に使用することで、症状の軽減と、治るのが1~2日早くなると期待できます。治療に用いるほか、高齢者や持病のある人に予防薬としても処方可能です。 【薬理】 インフルエンザウイルスの増殖に欠かせないノイラミニダーゼというの酵素の働きを阻害する作用があります。 【臨床試験】 国内で、プラセボ(にせ薬)を対照とした二重盲検比較試験(252人)がおこな