考えさせられる動画を見ました。失敗学で有名な畑野洋太郎さんが、2006年に放送された番組の中で「失敗は伝わらない」という話をされています。 東北の三陸海岸では、明治29年の明治の大津波で2万人以上の犠牲者が出て、その37年後の昭和8年、昭和三陸チリ大地震の大津波では、3千人以上の命を奪われたそうです。大津波の後、津波の危険性を伝えようと、「ここより下に家を建てるな」という石碑がたくさん建てられたけど、皮肉なことにその石碑の下にたくさんの人家が建っているとのこと。 三陸では漁業でしか生活しようがないから、いつも海に降りていかないといけなくて、高台に家を建てていると、朝晩の行き来が大変なので、いつのまにか便利さの前に危なさを忘れて、だんだんと住まいが海のほうに降りていくことに。三陸に住んでいる人たちは、知識として津波が危ないと知っているけど、自分が生きている間に大津波が来るとは思っていないもの
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