▼つながりが可能にする「次」の10年 ネット上の人と人とのつながりは現実社会を模倣したものが基本になる。だがネットならではの人のつながりもある。物理的に離れていて恐らくネット以外では会うことがなかったであろう人とのつながり、何千人、何万人という規模の人たちのつながりなどはネットならではのものだろう。 わたしはこうしたネットならではの人のつながりが、今後10年間の社会、経済に大きな影響を与えるのではないかと考えている。 その兆しは既に見えている。ソフトウェアプログラマーは、最も早くネット利用を始めたほうの人たち。そのソフトウェアプログラマーの間で、つながりが可能にした新しいプログラミングが始まっている。 リナックスというソフトがある。このソフトは基本的に無料。なのに常に改良され続けている。世界中のプログラマーがボランティアで寄ってたかって改良し続けているからだ。そして難攻不落と思われたマイク