ホルムズ海峡をめぐって新たなニュースが流れました。商船三井が関与するLNG船 SOHAR LNG が海峡を通過し,オマーン沿岸に出たという報道です。 この一報は,中東情勢において緊張が高まるなか,大きな注目を集めました。私が,ホルムズ海峡の現状について分析した記事にも大きな反響があり,現地で何が起きているのか?に対する社会の関心の高さを実感します。 ただしこのニュースには誤読を招く要素があると感じます。どう読むか,については,現状の整理が必要です。 結論からいえば,SOHAR LNG の通過は確かに重要な前例です。しかしながら,それをもって「日本船が一般に通れるようになった」と理解するのは早計である,と考えます。本稿では,これまで観測してきたAISデータ,衛星画像,そして今回の報道内容をあわせて,現状を整理してみます。 SOHAR LNGのホルムズ海峡通過のあらまし今回報じられた SOHA

