この映画は、中編でありながら一種異様な迫力を持つ作品である。 私は、この映画のあまりのカタルシスのなさに、ひとつ誤解をしていた。第3話「秒速5センチメートル」で描かれた貴樹と明里の再会は、実は時間的にエピソードの最初に描かれるべきものであり、明里が結婚する「彼」というのが貴樹のことではないかと。しかし、中盤で明里の荷物の中から見つかる貴樹宛ての手紙、ラストで電車が通り過ぎた後にもう明里の姿がなかったことに加え、監督の談話も合わせて考えると、やはりこれは誤りだろう。 ドラマの基本が「葛藤を解決することによるカタルシス」にあるとすれば、この映画にはドラマがない。 第1話「桜花抄」は、中学生時代の貴樹が明里に会いに行こうとしたら、雪で列車が遅れる、という一見するとタイムサスペンスである。これが葛藤であり、「再会できる」ことが解決と考えられなくもないが、もう少し考えるとこれはおかしい。もしそうなら
(注1)2004年度から公表開始。 (注2)特殊法人等に係る行政コスト計算書作成指針(2001年6月、財政制度等審議会財政制度分科会法制・公企業会計部会公企業会計小委員会公表)に基づくもの。 バランスシートの変動要因 当座預金取引 日本銀行は、主要な資金・証券決済の担い手である銀行や証券会社、短資会社等と当座預金取引を行っています。 日本銀行と当座預金取引を行っている先(以下「取引先」といいます。)の当座預金は、金融市場調節等の日本銀行との取引を除けば、(1)他の取引先との間の資金決済、(2)銀行券の受払、(3)国庫金の受払によって増減します。但し、日本銀行当座預金全体でみると、(1)はネットアウトされ、日本銀行の当座預金全体の増減要因とはならないため、(2)と(3)によって増減することになります。 金融市場調節 日本銀行は、取引先を相手として、政策委員会・金融政策決定会合で決定した方針に
一定期間(通常1年間)に、一国内の生産活動によって新たに生み出された財・サービスの付加価値額の合計をいう。 ● 三面等価の原則 経済活動は、生産→分配→支出という循環を繰り返すが、これらは同一の価値の流れを異なった側面からとらえたにすぎないので、概念上の調整を加えると、生産=分配=支出となる。 1.GDP(国内総生産)の概念 企業などの生産者は労働者や機械を使い、他の企業から原材料、電気・ガス、輸送サービスなどを購入して財貨やサービスを生産する。この生産された財貨やサービスの額(国民経済計算では産出額という)から原材料、電気・ガス、輸送サービスなど他の生産者から購入した分(同中間投入額)を差し引いた額がその生産者の新たに生み出した付加価値であり、その一国の合計額がGDPである(図1)。 2.国民経済計算 GDPは国連の基準に基づいて体系化された国民経済計算によって推計される。国民
言葉で相手をやっつける快楽。この悦びは性的なものに近い。 言葉尻を捕えてやり込める。レトリックを弄して丸め込む。論理矛盾を突く。感情を込めた表現による人格批判―――リアルでは封印している言論術を駆使して、「学級裁判」を勝ち抜くPSPのゲーム。『ダンガンロンパ』は快感論破なり。 家でも会社でも、「相手を論破する」ことに注力すると、必ずしこりが残る。会議の議論であれ、夫婦の会話であれ、ゴールは「正しさ」ではなく、「妥当さ」。だから、論破は御法度になる。「真実はいつも一つ」だが、解釈は無数。痛い思いをくり返し、口チャックができるようになった。これがオトナになること。 しかし、このゲームではコドモになる。主張の弱点に狙いを定め、矛盾点を「発射」する。相手の詭弁テクニック「早まった一般化」や「類推のミスリード」の、まさに要(かなめ)の言葉を粉砕する。カ・イ・カ・ン。 さらに、「悪魔の証明」が突きつけ
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