世帯主の年齢 全体の4割が60歳以上 役員を引き受けたくない理由の第1位となった、「高齢のため」という回答。経年マンションの増加に比例して居住者の高齢化も同時進行していることが、今回の調査から明らかになりました。実に、アンケートに回答した2167管理組合の4割(39.4%)が世帯主年齢60歳以上なのです。 上グラフは「マンション総合調査」世帯主年齢の過去3回の推移ですが、回を追うごとに高齢者の比率が高まっているのが分かります。役員の仕事は精神的にも肉体的には負担が大きいため、加齢により業務に支障が出ることを心配した結果が、役員就任を遠ざけることにつながっているのでしょう。 リタイアしていれば時間的な余裕があり、また、人生経験も豊富なだけに、管理組合としては力を貸してほしいという気持ちは尽きません。しかし、無理やりお願いしたところで成果を伴わなければ、本人のみならず管理組合にとっても無益です