サイバーテロに対する恐怖感が、実はITセキュリティを脆弱なものにしていると、専門家が発言している。 Bruce Schneierは米国時間22日、ZDNet UKのインタビューに応じ、警察当局がコンピュータネットワークに重大な危機をもたらすテロリストの存在を懸念することについて、これは、犯罪者が与える脅威から世間の注意をそらすという重罪だと述べた。同社はセキュリティ関連の著書も数冊あり、Counterpane Internet Securityの創設者でもある。 「テロの脅威は問題視されすぎだ。それに対して、犯罪の脅威はあまりに軽視されている」とSchneierは述べた。「人々は、重要なインフラに対するサイバーテロの危険性について話をする。しかし、最も起こる可能性が高いのは、犯罪だ。テロリストほどの派手さはないが、身近で多いのは犯罪者の方だ」(Schneier) Schneierとのインタ