4月は進学や就職または転勤などで新しい生活がスタートするタイミングです。それに伴い新聞購読契約の相談も多く寄せられます。 今回は、強引な新聞の勧誘や新聞購読契約に関するトラブルについていくつか事例を紹介し、その対処法などをご紹介したいと思います。 【事例1】〈事業者名を名乗らない勧誘員〉 最近一人暮らしをはじめた。郵便局からの荷物を受け取るため自宅で待機していた。インターフォンが鳴ったので、「郵便局ですか」と訊くと、相手が「そうだ」と言ったので玄関先に出た。しかし、相手は郵便局でなく新聞の勧誘員であった。勧誘員は「最初の一ヶ月は無料にする。A新聞を3ヶ月購読しないか」と勧誘をしてきた。「A新聞は読まない」と言うと、「A新聞が嫌なら、B新聞でも、C新聞でも良い。どれか取らないか」と更に勧誘を続け、なかなか帰ってくれなかった。販売店に文句を言いたいが、身分証の提示がなかったのでどこの事業者であ