米国の確定拠出年金401(k)で残高が100万ドル(約1億5000万円)以上のミリオネアの数が過去最高に迫る勢いだ。 フィデリティ・インベストメンツで7桁以上の口座数は2023年10-12月(第4四半期)に20%増加し42万2000件に上り、前四半期の7.7%減から急回復した。フィデリティが27日に発表した分析で分かった。 米国株高が確定拠出年金残高の増加に寄与した。22年に19%下落したS&P500種株価指数が昨年は24%上昇。目覚ましい株高の大部分は、S&P500種の約30%を占める「マグニフィセント7」と呼ばれる大型ハイテク7銘柄によるものだ。23年にエヌビディアが238%強、メタ・プラットフォームズが194%強、アマゾン・ドット・コムが80%強、それぞれ値上がりした。 フィデリティの401(k)ミリオネア数がこれより多かったのは44万2000人を記録した21年10-12月期のみ。個