量子アニーリングをする場合、QUBOというものを作って、それをイジング模型に変換することが多いようです。 日本地図を四色に塗り分けるためのQUBOを作って、古典アニーリングをやってみた話をします。 #量子アニーリング? 組み合わせ最適化問題を解く確率的アルゴリズムの一種です。 解きたい問題をイジング模型という強磁性体を模したモデルに置き換えて、量子的な効果を含む項を付け加えてコンピュータでシミュレーションすれば、ある種の問題でよい結果が得られる、という論文が昔にあったようです。 これが元々の量子アニーリングです。当時は、量子コンピュータで解くといった話は無く、普通のコンピュータで解くアルゴリズムでした。 ところが、ある日、D-Waveという会社が、実機を使って高速にイジング模型を解く機械を作ってしまいました。 量子アニーリングをする専用機ができてしまったわけですね。 実は、普通に古典コンピ
