ジルベール・シクリ被告。ウクライナの首都キエフにて(2017年2月26日撮影)。(c)SERGEI SUPINSKY / AFP 【3月14日 AFP】フランス・パリの裁判所は11日、シリコン製のマスクなどで仏国防相に成り済まし、裕福層や著名人、宗教家から大金をだまし取った詐欺の主犯格として、ユダヤ系フランス人のジルベール・シクリ(Gilbert Chikli)被告(54)とアントニー・ラザレビチ(Anthony Lasarevitsch)被告(35)に禁錮7~11年と高額の罰金刑を言い渡した。 2人は、ジャンイブ・ルドリアン(Jean-Yves Le Drian)外相が国防相を務めていた2015~16年に同氏を装い、「仏政府の秘密活動のための寄付金」を募っていると政治家や経営者らに持ち掛けて、被害者3人から総額約5500万ユーロ(約65億円)をだまし取ったとされる。 シクリ被告に禁錮11