兵庫県内で多発している包丁ばかりを狙った窃盗事件。盗まれた99本には消耗品も多く含まれ、手口に一貫性がない 兵庫県内の量販店で、包丁が大量に盗まれる事件が相次いでいる。被害は7店舗で計99本。うち2店では化粧品など計235点も盗まれていた。県警は同一犯の可能性が高いとみて防犯カメラの映像を分析するなど捜査を進めているが「なぜ包丁?」との疑問はぬぐえないまま。転売目的では高級化粧品などを狙った外国人窃盗団が摘発された例があるが、今回は数百円の消耗品も多く、捜査幹部は「こんな安いものまで…」と首をかしげている。手口に一貫性なし 最初に被害が確認されたのは13日朝。神戸市西区のスーパーで10本が盗まれていた。その後、系列2店で計43本の被害が確認され、14日夜までに、三木市など近郊のホームセンターやスーパー4店舗からも計46本の被害の届け出があった。 県警などによると、閉店後に侵入した形跡がなく