Linuxには多くのフリーソフトがある。無料であっても、Windows向け有料ソフトに劣らない機能を持つものもある。厳選したLinuxフリーソフトを100本紹介する。 1 GIMP 商用レベルの多機能な画像編集ソフト 画像の作成や編集、フォトレタッチなどに役立つ、多彩な機能を持つ画像編集アプリです(図1)。レイヤー機能やブラシエディタ、ヒストグラム、ベジェ曲線を使った描画ができるパスツール、さまざまな加工ができるフィルター群など、商用ソフトレベルの充実した機能を持つのが特徴です。
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米Meta(メタ)は米国時間2023年8月24日、プログラムのソースコードを生成するAI(人工知能)「Code Llama」を公開した。同社の大規模言語モデル(LLM)「Llama 2」をベースとした生成AIで、Llama 2と同様に無料で商用利用可能なツールとして提供する。 自然言語によるプロンプト(指示)に従ってコードを生成するほか、入力したコードをデバッグする機能も備える。PythonやC++、Java、PHP、Typescript、Javascript、C#、Bashなど、一般的に使用される多くのプログラミング言語に対応する。 3つのパラメーターサイズのモデルを提供する。パラメーター数はそれぞれ70億、130億、340億で、いずれも5000億トークン(おおよその単語数)のコードとコード関連データでトレーニングされているという。サイズの小さい70億と130億のモデルは、リアルタイム性
●価格:3190円(税込)●ISBN:9784296201129●発行日:2022年12月19日●著者名:赤石雅典 著●発行元:日経BP●ページ数:408ページ●判型:A5変 身近なデータをPythonで分析できるようになるための知識を、最短コースで身に付けられる本です。Pythonのホントの基本から、データ分析に必要なPythonライブラリの使い方、データ分析の実践例までを一気に学べます。プログラミングの経験がない方もこの1冊を読めば、実際のデータ分析を始められます。 ベストセラーの『最短コースでわかる ディープラーニングの数学』『Pythonで儲かるAIをつくる』などを執筆した著者が送るデータ分析&AI書籍の第4弾。いつもの平易な解説で、初学者も安心して学べます。 本書は次のような方に最適です。 (1)プログラミング言語自体を知らないが、データ分析のためにこれから勉強したいという方 (
今はプログラミングができないけれども、ゆくゆくはできるようになりたい。そう思っている人は多いだろう。そうした人が知りたいのは「独学でプログラミングができるようになるのか」ということではないだろうか。 こうしたことを考えているのは、「独学コンピューターサイエンティスト Pythonで学ぶアルゴリズムとデータ構造」(日経BP発行)という書籍を読み始めたからだ。著者のコーリー・アルソフ氏は、大学の政治学科を卒業し、独学でプログラミングを学んで職業プログラマーになったという。前著の「独学プログラマー Python言語の基本から仕事のやり方まで」(日経BP発行)は、そうした経験を通して同氏が得たプログラミングの知識をまとめたもの。そうした知識の中から、特にアルゴリズムやデータ構造といったコンピューターサイエンスに焦点を当てて解説したのが本書だ。 もっとも同氏がいう「独学」は、大学でコンピューターサイ
三井住友フィナンシャルグループ(FG)が最先端AI(人工知能)の活用にアクセルを踏む。 自然言語処理に特化したAIである「BERT」をベースにしたAIシステムをこのほど開発した。SMBC日興証券ら2社のコールセンターの照会応答支援業務を皮切りに、三井住友銀行(SMBC)をはじめとするSMBCグループ全体で活用する。同AIシステムの外販も視野に入れており、国内金融機関にBERTの導入が加速する可能性がある。 コロナ禍で重要性高まるコールセンター、総コスト2割削減へ 新たに開発したのはコールセンターの照会応答業務を支援するAIシステムだ。顧客からの電話やメールを受けたオペレーターが端末に検索用の文章を入力すると、対応する回答を掲載した社内FAQ(よくある質問と回答)のWebページやPDF文書を表示。オペレーターが顧客の問い合わせに素早く正確に答えられるようにする。 AI技術ベンチャーの米All
IoT向けの安価な小型コンピュータとして注目を集める「Raspberry Pi(ラズパイ)」の全シリーズに、GPUが標準搭載されていることをご存じだろうか。 元は教育用途として始まった同デバイスだが、ユーザーが3次元グラフィックスに触れられるよう、米Broadcom社製のメインチップにGPUコア「VideoCore」が搭載されているのである。 IoTやAI技術を手掛ける日本のベンチャー、Idein(イデイン)は、このラズパイ1~3のGPUをディープラーニング(深層学習)推論のアクセラレータとして使えるようにしたことで知られる1)。このラズパイのGPUは米NVIDIA社のGPGPUと異なり、グラフィックス以外の汎用演算を行うための開発環境やツールがチップ開発元から提供されている訳ではない。 本誌が2019年3月号で解説したように、Ideinは当時、公開されている命令セットアーキテクチャ(IS
システムに求められる機能が増え、開発に主に利用するプログラミング言語にも変化が生じている。新たな言語を習得しなければならないITエンジニアもいるだろう。では、ITエンジニアは自分のプログラミングスキルについて、どのように考えているのだろうか。日経クロステックで実施したアンケートの結果を見ていこう。 ベテランでも能力不足を実感 「あなたは業務を進める上で、プログラミング能力が不足していると感じるか」という問いに対する回答を見ると、「感じる」(31.4%)と回答したエンジニアが最も多い。続くのは「やや感じる」(28.8%)だった。合計すると、ITエンジニアの60.2%の人が自分のプログラミング能力に不足を感じている結果となった。 プログラミング能力不足と回答したエンジニアの割合は、過去2回の調査に比べて減少しているものの依然6割を超えるエンジニアが自分のプログラミング能力に不足を感じている。
「Excelデータをプログラムで扱うのなら、VBA(Visual Basic for Applications)を使うべし」。多くの人はそう思っているでしょう。もちろんVBAはMicrosoft Officeのソフトを操るのにとても便利なプログラミング言語ですが、弱点もあります。 その1つが、Officeにしばられてしまうこと。業務に必要なデータ量がExcelや「Access」のカバーする範囲で収まらなくなったら、もう扱えません。 また互換性の問題から、Windows上で書かれたVBAのソースコードは基本的に、macOSやLinuxでは動かせません。VBAはプログラミング初心者にとって理解しやすい一方で、コードが冗長になりがちという側面もあります。 今からプログラミングを学んで業務を自動化したいなら、筆者はPythonをお薦めします。Pythonはシンプルで勉強しやすく、ライブラリーが豊富
「異能」ともいえる際立った能力や実績を持ち、まわりから一目置かれるエンジニアを1カ月に一人ずつ取り上げ、インタビューを掲載する。今月取り上げるのは、テスト駆動開発(TDD)の日本での第一人者として知られる和田卓人氏。JavaScriptのテストフレームワーク「power-assert」の作者でもある。今回は、転機になった「チーム角谷」への参加からJavaScriptに関わるようになった経緯などを聞いた。 (前回から続く) 永和システムマネジメントに誘われる形で、2004年7月から同社の受託案件の開発チームに参加することになりました。当時は永和の社員で積極的にコミュニティ活動をしていた角谷信太郎さんのチーム、いわば「チーム角谷」です。それまで在籍していた数千人規模の電子政府のプロジェクトから、4人だけのチームに移ることになりました。 初日にチームの顔合わせをすることになって現れたのが、角谷さ
2017年末、記者の娘が米サンフランシスコ市内の病院で生まれた。それから4カ月。シリコンバレーで育児に励む中で、様々な「赤ちゃんテック」には大いに助けられた。日本の読者には珍しい製品もあると思われるので、いくつか紹介しよう。 娘が生まれた直後に、ベビー用品店で衝動買いした製品がある。赤ちゃん用IoT(Internet of Things)ソックスの「Owlet」だ。寝ている赤ちゃんの足にセンサー付きのソックスを取り付け、心拍数と血中酸素濃度を常時計測する。センサーが収集した情報はBluetooth経由で「ベースステーション」に送信し、ベースステーションが赤ちゃんの体調を色で示す。問題が無ければ緑色の光がゆっくり点滅し、何か異変が生じたら赤く点灯する。
企業のPCで広く使われているOS「Windows 7」のサポート期間終了まで2年を切った。「企業が今の計画のまま進んでしまうと、かなりまずい状況になる」。調査会社IDC Japanの浅野浩寿シニアマーケットアナリストは日本企業の「Windows 10」移行が遅々として進まない現状に警鐘を鳴らす。 2014年4月の「Windows XP」のサポート終了時は駆け込み需要が急拡大。出荷遅れで更新できないなどの混乱が生じ、その後のPC需要低迷が業界再編の呼び水ともなった。「XPショック」の再来を避けるには企業の早期からの取り組みが欠かせない。 2017年末で「10」は3割 企業や自治体などで稼働するPCは全国で3400万台程度とみられている。IDC Japanは2017年9月時点における国内企業の「10」への移行計画を調査し、861の企業や組織から回答を得た。 回答企業が保有するPCの台数と各社の
リクルートグループで教育事業を手がけるリクルートマーケティングパートナーズは2018年夏から人工知能(AI)を自社サービスに本格的に導入する。かねて取り組んできた東京大学の松尾研究室との基礎研究を応用。個人の学習速度や理解の度合いに合わせた学習内容を提供する。 同社が提供する小中高向け学習動画配信サービス「スタディサプリ」を通じて得られた累計42万人超の視聴履歴やテストの正誤データ、問題文や数式の解析データなどを分析。理解状況や学び方を細かく調べたところ、どの順番で学習するのが効果的かを示す「学習パス」の再定義や、理解度合いの数値化にめどが立った。解析結果を使うと、新たなカリキュラムを組み立て、躓いたときにどの復習問題に臨むべきかをアドバイスできる。 学習指導要領では、高校数学であれば数学I~IIIの順に学び、数学Bは数学Iの後に履修するといった順序の定めがある。一方、AIで分析するとその
みずほ銀行は2017年7月31日、次期勘定系システムの開発を完了した。8月から利用部門における数カ月間の受け入れテストを進めるほか、システム移行に向けた準備やリハーサルに取り組む。 みずほ銀行はシステム開発の完了を2度にわたって延期してきた経緯がある。1度目は2014年。2016年3月としていたのを約9カ月間延期した。さらに2016年11月には、同年12月としていた開発完了時期を数カ月間延ばすと公表していた。今回、ようやくシステム開発を終えた格好だ。 みずほ銀行の言う開発完了は、総合テストの完了を指す。今後、利用部門での受け入れテストを実施するほか、新システムへの移行が必要だ。システム移行では、「店群移行方式」を採用する。全国の店舗を複数のグループに分け、グループ単位で段階的に進めていく計画だ。
リストラが続く米IBMだが、その一方で同社はある職種を積極的に増やしている。デザイナーだ。2012年には375人にすぎなかったIBMの社内デザイナーの数は、2015年には1100人にまで増加。さらに2017年には1500人に増やす計画だ。 IBMの狙いは「デザイン思考」の実践にある。デザイン思考とは、「デザイナーの手法や考え方を応用にした、イノベーションを生み出すための方法論」のこと。米Googleや米Airbnbなどシリコンバレーの有力スタートアップが実践していることで有名だが、伝統的なエンタープライズITベンダーの代表格であるIBMも、実はデザイン思考の熱心な信奉者である。 「2012年にCEO(最高経営責任者)に就任したGinni Rometty氏は、デザイン思考にIBMの未来を賭けた」。IBMのDesign Principalを務めるDoug Powell氏(写真1)はそう言い切る
白紙撤回された新国立競技場の旧整備計画で、国際デザイン競技の審査委員を務めた建築家の内藤廣氏は、ザハ・ハディド・アーキテクツの誠実さを認め、その仕事を擁護する。設計の途中段階でも設計チームと連絡は取っていた。内藤氏が「なぜザハ・ハディド事務所が舞台から退場させられたか」を明かす。(インタビューは9月16日に実施) ――新国立競技場の国際デザイン競技の審査委員として参加して、委員会では最終的にザハ・ハディド・アーキテクツのデザインを選定した。 内藤:おかげでたくさんの友だちを失った(笑)。新国立競技場はナショナルプロジェクトなので、国民から歓迎されてつくられる建築であるはず。しかし、旧整備計画はあまりにも多くの「アンチ新国立」が声を上げてギクシャクした。 僕はザハ・ハディド案に最後まで賛成しなかった1人だった。加えて、審査委員長は安藤忠雄さんなので、これまで表立って話をしてこなかった。しかし
起業(スタートアップ)を再現性のある「科学」にし、成功率を高めようという試みが盛んになってきた。ここでは、その情報源のいくつかを紹介しよう。 まずは、本特集のインタビューで登場したスティーブ・ブランク氏関連。ブランク氏は、1週間に1度のペースでブログを更新している(写真1)。ブログでは、彼の講座のパートナーや卒業生などが登場し、ブランク氏だけでなく彼らの考えや活動も紹介されている。起業の聖地と呼ばれるシリコンバレーの様子がうかがえる、ユニークなコラムだ。ITproでは、シリコンバレーの起業事情に詳しい山本雄洋(Tak Yamamoto)氏と木村寛子氏の協力を得て、彼の数多くの投稿のうち日本の読者向けのものをピックアップし、連載している(「今こそ!シリコンバレーに学ぶ“興す力”」)。 ブランク氏の過去10年の講義やブログを基に、起業家向けノウハウをまとめた最新書が「The Startup O
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