ブックマーク / realsound.jp (17)

  • 【連載】速水健朗のこれはニュースではない:リュック・ベッソンからの手紙

    ライター・編集者の速水健朗が時事ネタ、映画音楽について語る人気ポッドキャスト番組『速水健朗のこれはニュースではない』との連動企画として最新回の話題をコラムとしてお届け。 第9回は、速水が出版社に勤めていた頃に出会ったとある同僚の話。 『速水健朗のこれはニュースではない』ポッドキャストはこちら 某有名ハリウッド映画の制作に関わっていたという男 大谷翔平とその水原通訳の話、この数ヶ月、ずっとメディアはその話を報じ続けている。その大半は、契約金の額やホームランの飛距離や数の話。そして、借金の額やギャンブルで損をした金額の話である。こうした数字をいくら並べても、そこにはドラマは感じられない。 これはちょっと自分の身に起きたある出来事の話だ。 僕が25年くらい前に勤めていた出版社での話。当時の僕は雑誌の部署にいたが、4年目くらいのころに、社内で起ち上がったストリーミング配信の新規事業の部署に

    【連載】速水健朗のこれはニュースではない:リュック・ベッソンからの手紙
    shenlong
    shenlong 2024/06/11
    虚言癖の人、人生で一度くらいは会うよね。自分は小学生の時にもらったお年玉の額が張り合ってどんどん釣り上がってくる人を見た
  • 菊地成孔×荘子it『構造と力』対談 「浅田彰さんはスター性と遅効性を併せ持っていた」

    浅田彰『構造と力 記号論を超えて』(中公文庫) 1980年代のニュー・アカデミズムを代表する一冊『構造と力 記号論を超えて』が中公文庫で文庫化され、大きな反響を呼んでいる。批評家の浅田彰がドゥルーズなどのポストモダン・現代思想を明晰に体系化した同書は、1983年の初版刊行当時、社会現象になるほどの大ベストセラーとなった。 40年ものあいだ読み継がれてきた名著の文庫化にあたって、リアルサウンドブックでは、音楽家・文筆家の菊地成孔氏とDos Monosのラッパー・トラックメイカーの荘子it氏が書について語り合う対談を行った。菊地氏は2003年、自身が主催するバンド・DC/PRGで『構造と力』と題するアルバムを発表するなど、浅田氏から影響を受けている。荘子it氏は、学生時代に菊地氏の著作などから遡る形で書『構造と力』を知って、読み耽ったのだという。第一線の音楽家の二人は、書をどのように読ん

    菊地成孔×荘子it『構造と力』対談 「浅田彰さんはスター性と遅効性を併せ持っていた」
    shenlong
    shenlong 2024/06/11
    本人は絶対嬉しくないだろうけど、作品のことはさっぱり理解されていないが人としてもてはやされた岡本太郎みたいな感じだったのだろう
  • ミン・ヒジン、NewJeansを成功に導いた異端の発想 「トレンドを無視した方がむしろ創意に富む」

    NewJeansの躍進が止まらない。2022年7月のデビューから約1年半、彼女たちが何かしらのアクションを取る度に大きな話題を呼び、その一挙手一投足から目が離せない状況が続いている。2023年に輝いたアワードやノミネート、日々更新されるレコードを上げ出したらキリがなく、もはやその人気ぶりは説明不要と言っても過言ではないだろう。 そんな彼女たちの活躍を支えるのが、総括プロデューサーのミン・ヒジンだ。S.M.entertainmentからキャリアをスタートした彼女は、デザイン面を受け持つクリエイティブディレクターとしてSHINee、f(x)、EXO、Red Velvetらの制作に携わり、人気グループへと押し上げるのに一役買った。そこからHYBE(当時はBig Hit Entertainment)へ活躍の場を移し、2021年にHYBE傘下の新規レーベルADORを設立。その第一弾としてNewJea

    ミン・ヒジン、NewJeansを成功に導いた異端の発想 「トレンドを無視した方がむしろ創意に富む」
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    shenlong 2024/02/18
  • 人気の本、なぜ地方の書店では仕入れることができない? 「【推しの子】って、今売れているんですか(笑)」

    リアルサウンドブックでたびたび登場している、秋田県羽後町の「ミケーネ」は、人口約1万3000人の農村の田園風景の中に立つ個人経営の書店だ。実は記者が小学校のころから通っている書店で、数多くの漫画との出会いの場を提供してくれた店でもある。今回は阿部久夫店長と、「ミケーネ」で漫画を買うというラブライバーの武田遼哉さんに直撃インタビュー。地方の書店の現状と課題、そして未来について考えてみた。 「ミケーネ」の外観。地域の文化発信基地である書店を守ることはできるのだろうか。 地方書店はAmazonのVIP顧客!? ――書店に関しては、都心と地方の格差が著しいと言わざるを得ません。おそらく、一般のお客さんは数十万部が印刷されるベストセラーは、どこの書店に行っても並んでいると思っているかもしれません。しかし、実態は人気のあるタイトルほど大都市の大型書店に集中し、地方の個人経営の書店に並んでいないという実

    人気の本、なぜ地方の書店では仕入れることができない? 「【推しの子】って、今売れているんですか(笑)」
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    shenlong 2023/06/19
    騙し絵の牙でも、金券ショップで買った図書カードでジュンク堂に仕入れに行く書店の話あったな
  • 後藤護 × 菊地成孔『黒人音楽史』対談 「抑圧が強くなった時代の次にはまた爆発が来る」

    暗黒批評家・後藤護が著した書籍『黒人音楽史 奇想の宇宙』(中央公論新社)は、耳慣れない「アフロ・マニエリスム」なる概念を軸に、これまでにない切り口で黒人音楽史を捉え直した一冊だ。アフロ・マニエリスムとは、ドイツのジャーナリストで文筆家のグスタフ・ルネ・ホッケが1950年代に再評価した後期イタリア・ルネサンスの美術様式「マニエリスム」の理論を換骨奪胎し、ブラック・カルチャーに応用したもの。後藤護は、このアフロ・マニエリスムによって、奴隷制時代から南北戦争、公民権運動をへて真の解放をめざす現代までを総括しようと試みた。 ジャズ・ミュージシャンにして文筆家の菊地成孔は、書『黒人音楽史』をどのように読んだのか。リアルサウンド ブックでは、ふたりの初対談をお届けする。(編集部) 後藤護 菊地:いわゆる黒人音楽史についてのは20世紀にたくさん出ています。特にジャズ批評の多くは、歴史主義で書かれてい

    後藤護 × 菊地成孔『黒人音楽史』対談 「抑圧が強くなった時代の次にはまた爆発が来る」
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    shenlong 2023/05/03
  • 中村うさぎ、ラノベ黎明期から様変わり「異世界転生」氾濫に喝「テンプレ小説ばかり、書いてて恥ずかしくないのかな」

    中村うさぎ、ラノベ黎明期から様変わり「異世界転生」氾濫に喝「テンプレ小説ばかり、書いてて恥ずかしくないのかな」 あらゆる大手出版社から刊行され、巨大な市場に成長しているライトノベル。メディアミックスも好調で、その勢いはとどまるところを知らない。そんなライトノベルの黎明期はいったいどのようなものだったのか。黎明期にラノベ作家としても活躍をしていた中村うさぎに今だからこそ話せるデビューまでの経緯と、当時のライトノベル界の話をじっくりとうかがった。 売れっ子ライトノベル作家であった中村うさぎ 中村といえば自身の買い物依存症から、美容整形、ホストクラブ、そして風俗とあらゆるジャンルを網羅したエッセイストとして名高く、マツコ・デラックスを発掘して芸能界進出へ導いたことでも知られるが、1990年代には『ゴクドーくん漫遊記』を筆頭にヒットを連発していた売れっ子ライトノベル作家であった。その後の活躍が有名

    中村うさぎ、ラノベ黎明期から様変わり「異世界転生」氾濫に喝「テンプレ小説ばかり、書いてて恥ずかしくないのかな」
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    shenlong 2023/03/29
  • くるりが田中宗一郎と語り合う、音楽作家として迎えた確かな変化 ポップと実験を往来してきた特異なアティテュードの変遷

    くるりが田中宗一郎と語り合う、音楽作家として迎えた確かな変化 ポップと実験を往来してきた特異なアティテュードの変遷 くるりの新作『愛の太陽 EP』が3月1日にリリースされた。映画やドラマのタイアップ曲を中心に、歌に重点を置いた6曲がパッケージされた同作は、岸田繁(Vo/Gt)曰く「全曲普通にいい曲よね」と思える楽曲がEPになるという、くるりとしては珍しいリリース形態。そんな作品性ゆえ、“聴き手に寄り添うくるり”と、“実験精神に溢れたくるり”という二面性に今一度思いを馳せたくなると同時に、特にこの10年のくるりのディスコグラフィと並べて聴いても違った感触を得られるEPと言えるだろう。 今回リアルサウンドでは、くるりの岸田、佐藤征史(Ba)と、初期から彼らの作品を追ってきた音楽評論家・田中宗一郎の鼎談をセッティング。アルバム『天才の愛』(2021年)を経て今作に繋がるモードを紐解いていくうちに

    くるりが田中宗一郎と語り合う、音楽作家として迎えた確かな変化 ポップと実験を往来してきた特異なアティテュードの変遷
    shenlong
    shenlong 2023/03/03
  • 菊地成孔による新バンド・ラディカルな意志のスタイルズ 初ライブで示した“反解釈”というコンセプト

    菊地成孔による新バンド“ラディカルな意志のスタイルズ”のデビューライブ『反解釈0』が、ジャン=リュック・ゴダール逝去の翌日(2022年9月14日)、東京・WWW Xで開催された。 2021年4月にDC/PRGを解散させた菊地成孔が新たなバンドを立ち上げた。バンド名の“ラディカルな意志のスタイルズ”はアメリカの評論家/作家であり、リベラルな批評で70年代以降の世界に大きな影響を与えたスーダン・ソンダグの著作名。ライブのタイトル“反解釈”も同じくスーダン・ソンダグの著書の名前である。 このバンドの“立ち上げ声明”で菊地は、「<インストルメンタルのダンスミュージック>、以上の説明がつかない」「今まで組織してきた運動体の中でも、最も「今、社会に必要なものは何か?」という、一種の社会主義に1番法っている」と記している。デビューライブに参加したのは、菊地(ss, perc)、林正樹 (pf)、松丸契

    菊地成孔による新バンド・ラディカルな意志のスタイルズ 初ライブで示した“反解釈”というコンセプト
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    shenlong 2022/09/18
    やはり病気復活後の菊地成孔は格別
  • 細田守と新海誠は、“国民的作家”として対照的な方向へ 2010年代のアニメ映画を振り返る評論家座談会【前編】

    細田守と新海誠は、“国民的作家”として対照的な方向へ 2010年代のアニメ映画を振り返る評論家座談会【前編】 年が明け2020年に突入。同時に2010年代という時代も終わりを迎えた。リアルサウンド映画部では、この10年間のアニメーション映画を振り返るために、レギュラー執筆陣より、アニメ評論家の藤津亮太氏、映画ライターの杉穂高氏、批評家・跡見学園女子大学文学部専任講師の渡邉大輔氏を迎えて、座談会を開催。 前編では、細田守や新海誠など、今や国民的作家となったアニメーション監督に注目。なお、後日公開予定の後編では、「ポスト宮崎駿」をめぐる議論の変容や女性作家の躍進、SNSとアニメーションの関係性について語り合っている。(編集部) 最初の地殻変動は2012年 ――2014年に『アナと雪の女王』と2016年に『君の名は。』と、2010年代に入ってから、興行収入が200億を超える作品が出てくるように

    細田守と新海誠は、“国民的作家”として対照的な方向へ 2010年代のアニメ映画を振り返る評論家座談会【前編】
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    shenlong 2020/01/13
    みんな湯浅さんも褒めてあげてください
  • 『関ジャム』プロデューサーに聞く、“マニアックでポップ”な音楽番組の作り方

    音楽の魅力を広く伝えるメディアとして、大きな機能を果たすテレビ音楽番組。CD全盛期に比べて番組数が減少する中、それぞれ趣向を凝らした番組づくりが行われている。そんななかでも一際目立つ番組をピックアップする連載『テレビが伝える音楽』。第二回では『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日)で演出・プロデューサーを務める株式会社テレビ朝日・総合編成局第1制作部の藤城剛氏を迎え、同番組が立ち上がった経緯や、マニアックな視点をポップに伝えるための工夫、なぜ斬新な切り口を毎回提示できるのかという部分まで、じっくりと話を聞いた。(編集部) 「『Mステ』とは違うやり方で『ゲストの何が凄いか」を提示したい」 ーーまずは藤城さんの経歴について教えてください。 藤城:僕は『関ジャム 完全燃SHOW』(以下、『関ジャム』)に携わるまで、音楽番組に関わったことがなかったんですよ。入社してすぐ『金曜★ロンドンハーツ』

    『関ジャム』プロデューサーに聞く、“マニアックでポップ”な音楽番組の作り方
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    shenlong 2017/03/20
    現代の「LOVELOVEあいしてる」
  • 音楽シーンで“振付師”の存在感が高まっている理由 アーティストとの深い関係性から探る

    最近の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)を観ていて気になった小さな“変化”がある。それは例えば歌って踊るアーティストが楽曲について語る際に、必ずと言っていいほど振付のポイントや振付師の名前に触れるようになったことだ。 2月10日の『ミュージックステーション 2時間スペシャル』(テレビ朝日系)を例に取ると、Perfumeの「TOKYO GIRL」振付に関するメンバーの解説はもちろん、振付師のMIKIKOの近年の仕事や一言コメントを紹介。NEWSであれば最新シングル「EMMA」での、振付稼業air:manによるジャケットを女性に見立てたNEWS流“ジャケットプレイ”について説明。AKB48はTAKAHIRO(上野隆博、欅坂46の楽曲の振付のほとんどを手がけるダンサー&振付師)が手掛けた小嶋陽菜センターの「シュートサイン」の振付について言及。そしてトリの星野源は、Perfumeのダンス

    音楽シーンで“振付師”の存在感が高まっている理由 アーティストとの深い関係性から探る
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    shenlong 2017/03/17
    歌詞に寄り添う動きが振り付け、音楽に乗せるのがダンス。エグザイルはダンス、perfumeは振り付け
  • 菊地成孔の『ラ・ラ・ランド』評:世界中を敵に回す覚悟で平然と言うが、こんなもん全然大したことないね

    *以下のテキストは、 マスメディアがアカデミー賞レースの報道を一斉に始める前の、2月20日に入稿、更に4日前に書かれたもので、つまり所謂 「あとだしジャンケン」ではない旨、冒頭に強調しておく。 今時これほど手放しで褒められてる映画があるだろうか? 当連載は、英語圏の作品を扱わないので今回は<特別編>となる。筆者は映画評論家として3流だと思うが、作は、複数のメディアから批評の依頼があった。大人気である。「全く褒められませんよ」「こんな映画にヒーヒー言ってるバカにいやがられるだけの原稿しか書けませんけど」と固辞しても、どうしても書けという。 そりゃあそうだ。筆者は一度だけヤフーニュースのトップページに名前が出たことがある。ジャズの名門インパルス!レーベルと、米国人以外で初めて契約したから? 違う。女優の菊地凛子を歌手デビューさせたから? 違う。正解は「『セッション』を自分のブログで酷評したか

    菊地成孔の『ラ・ラ・ランド』評:世界中を敵に回す覚悟で平然と言うが、こんなもん全然大したことないね
    shenlong
    shenlong 2017/03/06
    ほとんど同意だ。そして結局、動機も理由もフワッフワな主演二人のドラマから感じるのは「なんとなく権威に認められたい。あわよくばその一部になりたい」というチャゼルのダダ漏れの欲望しか伝わってこない
  • 宮台真司の『シン・ゴジラ』評:同映画に勇気づけられる左右の愚昧さと、「破壊の享楽」の不完全性

    「行政官僚制の日常」と「破壊の享楽」 『シン・ゴジラ』(7月29日公開/庵野秀明監督)は想像外に興味深い映画でした。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』(2012年)以降の庵野秀明監督の不発ぶりに加え、特撮監督が『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』(2015年)で味噌をつけた樋口真嗣氏なのもあって、期待水準を高く設定していなかったこともあるかもしれませんが、間違いなくエキサイティングでした。 作は従来のシリーズと違って、ゴジラに主題的な重心がなく、かと言ってヒーローに焦点が当たる訳でもない。敢えて言えば「日の行政官僚制」が主人公で、そのパフォーマンスに焦点が当たります。その話は後で題にするとして、僕がこの作品を見る前に、どこに注目しようと思っていたのかについて話しましょう。キーワードは「破壊の享楽」になります。 この夏休み、僕の3人の子供たちは、AppleTVで利用できる定額制

    宮台真司の『シン・ゴジラ』評:同映画に勇気づけられる左右の愚昧さと、「破壊の享楽」の不完全性
    shenlong
    shenlong 2016/08/30
    さあ次は浅田彰だ
  • 日本語ロックの立役者のひとり 世良公則のセクシャルな「歌謡ロック」の魅力とは?

    語のロック――そういって違和感ある人は、いまどきいないでしょうね。日語で歌ってもロックはロック。これはすっかり当たり前のことになりました。もっと突っ込んでいうと、日語で歌って、お茶の間に浸透しているロックは、どれも“歌謡ロック”といってもいいでしょう。そういう意味では、矢沢永吉も長渕剛もサザンオールスターズも、立派な歌謡ロック。そこに続く、奥田民生、宮浩次(エレファントカシマシ)、斉藤和義、吉井和哉あたりは完全に歌謡曲の影響を受けているし、最近でいえば、クリープハイプもKEYTALKも、こういった流れでいえば歌謡ロックなわけです。 では、実際の歌謡ロックのルーツは、どのあたりなんでしょうか。60年代のグループ・サウンズという意見もあるでしょうが、個人的には、おそらくサザンオールスターズが突如ブレイクし、ゴダイゴや甲斐バンドといった“ロック系”ミュージシャンたちがテレビの歌番組に出

    日本語ロックの立役者のひとり 世良公則のセクシャルな「歌謡ロック」の魅力とは?
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    shenlong 2015/10/16
    歌謡ロック方面の人の正当な評価のされなさは同意。でもオリジネイターは沢田研二だと思う
  • 黒人音楽をめぐるポリティカル・コレクトネスの現在 “ステレオ・タイプな表現”をどう脱するか

    音楽ライターの磯部涼氏と編集者の中矢俊一郎氏が、音楽シーンの“今”について語らう連載「時事オト通信」第4回の前篇。今回は、ラッツ&スターがももいろクローバーZとともに黒人を模して“顔の黒塗り”という表現をしたことにより巻き起こった議論や、韓国のラッパー・Keith Apeが中心となって日韓のラッパーをフィーチャーした楽曲「It G Ma」が世界中で話題となったことを取り上げ、ミュージシャンの表現とポリティカル・コレクトネスの関係について考察を深めた。(編集部) 磯部「ラッツ&スターの件で表面化した問題は、彼らだけのものではない」 中矢:最近、ネットでポリティカル・コレクトネス(差別や偏見を含まない言葉/表現を用いること。以下、PC)に基づいた炎上が盛んに起こっているように思います。ポピュラー音楽をめぐったものに関していうと、例えば、2月、「ニューヨーク・タイムズ」の田淵広子記者がツイッター

    黒人音楽をめぐるポリティカル・コレクトネスの現在 “ステレオ・タイプな表現”をどう脱するか
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    shenlong 2015/04/09
    いつもこの「リスペクトとコンテキスト」のことを考えるときに思うのは村上隆に対するオタクの感情
  • Sexy Zoneがミスチルを抜いたCDシングルランキングをどう考える? さやわかが歴史的視点から提言

    Sexy Zoneがミスチルを抜いたCDシングルランキングをどう考える? さやわかが歴史的視点から提言 Sexy Zoneの新シングル『君にHITOMEBORE』(11月19日発売)が初週で約33.6万枚を売り上げ、同日に発売されたMr.Childrenの新シングル『足音~Be Strong』の売り上げ11.4万枚を上回り、12月1日付けのオリコン週間CDシングルランキング1位に初登場したことが、一部で波紋を呼んだ。(参考:2014年12月01日付オリコン週間CDシングルランキング) Sexy Zoneが初回限定盤4種に加え、通常盤と限定流通商品の〈Sexy Zone Shop盤〉など、セット販売を含めて計33形態で販売する、いわゆる“複数販売形式”を展開したことに対し、Mr.ChildrenはCD1種類のみという対照的な販売方法だったため、そのランキングに疑問を抱く声が多く挙った形だ。ネ

    Sexy Zoneがミスチルを抜いたCDシングルランキングをどう考える? さやわかが歴史的視点から提言
    shenlong
    shenlong 2014/12/01
    ミスチルファン、記録が大事なら今週も買って一位にすればいいのではとちょっと思う
  • AKB48『恋するフォーチュンクッキー』は、本当に恋しているか? - Real Sound|リアルサウンド

    盆休みに友人と酒を飲んでいて、音楽の話になった。彼はキンクスやアニマルズなどの古いロックや60年代ポップスに造詣の深い好人物だ。そんな彼が「ポップスの歌詞に意味は不要じゃないか」と言いだした。「どんな素晴らしい歌詞も、メロディやコードの構造の美しさに負けてしまう。その証拠に」と彼が挙げたのは、ダスティ・スプリングフィールドのヒット曲「タルサから24時間」だった。 最愛の恋人を一夜にして裏切ってしまう、儚くも情熱的な物語。「こんなドラマチックな歌詞なのに、そこに言及されることはあまりない。作曲者であるバート・バカラックの名前は知っていても、作詞をしたハル・デヴィッドを知る日人は少ないだろ」と彼は嘆いた。 歌謡曲がいつの間にかJ-POPと呼ばれるようになって、歌詞の存在意義は年月を経るごとに薄らいでいるように思う。今その中心に存在するのはAKB48だ。最新シングル「恋するフォーチュンクッキー

    AKB48『恋するフォーチュンクッキー』は、本当に恋しているか? - Real Sound|リアルサウンド
    shenlong
    shenlong 2013/08/31
    これは古い視点からの批評だな「情景がみえる」なんてのは必要ない
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