印刷 米インターネット通販最大手アマゾンが日本で準備を進める電子書籍事業に、中堅出版社のPHP研究所(京都市)が参加する意向を固め、今月中にも正式契約する方針であることが20日、わかった。アマゾンは日本市場参入の足がかりを得たことになり、今後も複数の大手、中堅出版社などと交渉を進める。 関係者によると、PHPは今年5月、年内の電子書籍販売を念頭にアマゾンと合意。アマゾンが提供する電子書籍サービス「キンドル」用に加工するため、PHPはすでに文芸書や実用書など約1千点の電子データを提供した。 アマゾンは今後、契約した日本の出版社の書籍を、自社のサイトで販売。ダウンロードすると、スマートフォンやタブレット端末で閲覧できるようになる。さらに自社の電子書籍端末の販売も検討している。サービス開始の時期について、当初は今年夏をめどにしていたが、具体的な日程は決まっていないという。 続きは朝日新聞デ