大麻所持で逮捕された元若ノ鵬は保釈され、謝罪会見を行った=8日、午後、東京・千代田区の司法クラブ(小野淳一撮影) 大麻取締法違反(所持)容疑で逮捕され、8日に処分保留で釈放された大相撲の元幕内力士、若ノ鵬(20)(本名・ガグロエフ・ソスラン)=ロシア国籍=が11日、日本相撲協会から解雇されたことを不服として、力士としての地位確認などを求める訴訟を東京地裁に起こした。 【写真で見る】「角界大麻汚染」 訴状によると、元若ノ鵬は平成17年、力士として、同協会に雇用された。今年8月18日、大麻を所持していたとして逮捕され、同月21日に解雇された。 元若ノ鵬側は「協会の過去の処分例で、私生活上の犯罪行為で解雇した例は皆無。時津風部屋の力士による傷害致死事件でも出場停止にしているだけ。他の事例と比べても極めて厳しい処分で、協会の権利の乱用に当たる」と訴えている。 【関連記事】 ・ 【角界大麻