大阪府の橋下徹知事は18日、台湾の交流団体「亜東関係協会」の彭栄次会長の表敬訪問を受け「民主政治は運営側からすると、こんなにしんどいものはない。民意は見えず、見えない敵とやっているようなもの」と語った。 中国の発展について彭会長が「効率の良い独裁国家で、経済発展している。だが、遠からず台湾と同じく民主化の道を歩むだろう」と指摘。これに対し、橋下知事は「民主政治はしんどい」としたうえで「民意はうつろいやすい。見えない敵とやっているようなもの」などと答えた。 橋下知事は会談で「(外交問題については)知事になると言いたいことがいえなくなる。政府の方針に従わないといけないから」と言及。また「弁護士事務所を経営していた感覚がある。経済より政治が上位といわれるが、経済の上に政治があるのがおかしい。むしろ、経済をサポートするのが政治」とも述べた。