「A級戦犯」発言で軌道修正=野田財務相 「A級戦犯」発言で軌道修正=野田財務相 民主党代表に就任した野田佳彦財務相は30日午前の閣議後の記者会見で、先に「『A級戦犯』は戦争犯罪人ではない」との認識を示したことについて、「私は政府の立場なので(政府の)答弁書を踏まえて対応したい」と述べ、明言を避けた。中国、韓国などの反発に配慮し、軌道修正したとみられる。 野田氏は、中韓両国との関係に関して「ことさら歴史認識を振りかざして何か言ってきたつもりはない。しっかりと韓国も中国も含めてアジアとの関係はウィン・ウィン(相互利益)の関係でいきたい」と語った。 野田氏は2005年に自らが提出した靖国神社に関する質問主意書で「『A級戦犯』は戦争犯罪人ではない」と指摘した上で、首相参拝の是非を尋ねていた。当時の認識に関し、今月15日の会見では「考え方は基本的に変わりない」としていた。(2011/08/30-