国連食糧農業機関(FAO)発表が公式サイト上で定期的に発信している情報の一つに【世界食料価格指数(FAO Food Price Index)】がある。この値が昨今、高い水準を維持し続けている。この値は1990年以降、FAOが世界の食料価格の月ごとの変化を監視・統計した上で発表しているもので、これは世界的に食料価格が上昇を続けていることを意味する。そこで当サイトでは定期的にデータの更新・グラフの再構築を行い、世界情勢との連動を精査できる材料を構築している。今回はその2011年12月分の反映版である。 今記事のデータ取得元および用語の解説については、一連の記事のまとめページ【世界の食料価格の推移(FAO発表)】で詳しく解説・説明を行っている。そちらでチェックをしてほしい。 まずは、収録されている全データを使った折れ線グラフを生成する。中長期的な食料価格の変移概要がつかめる、資料性の高いものだ。