タグ

ブックマーク / takoratta.hatenablog.com (13)

  • 未来のテレビ - Nothing ventured, nothing gained.

    私の周りはテレビを見ない人が多い。私がテレビ番組のことを話したりすると、「テレビなんて見るんですね」と驚いた反応が返ってくる。 テレビを見るとは言っても、ドラマはまったく見ない。興味が無いわけではないのだが、連続ドラマだと毎回見ることがほぼ出来ないので、最初から諦めることが多い。バラエティは若い人の感性についていけないし、音楽番組は趣味に合わない(自分の好きなアーティスト、たとえば椎名林檎さんやPerfumeなどが出るときは録画している)。 その代わりに、ニュースやドキュメンタリー番組は良く見る。ぼーっとしていたいときには、BSで良くやっている旅番組(特に、海外を紹介する番組)は見ることが多い。 事前に見る番組を決めている時以外は、チャンネルを適当に変えたり、番組表を眺めてして、番組を選んでいるのだが、当はカテゴリーから選択できると良いと思う。 たとえば、「ぼーっとしたいから、旅番組ない

  • セミプロに駆逐されるプロという構図 - Nothing ventured, nothing gained.

    ちょっと前にこんな記事があった。 【レポート】「ブログやメルマガでえる人は当に増えるのか?」、もしドラ作家・岩崎氏とブロガー小飼弾氏が一触即発の舌戦 (1) 川上氏「日で唯一成功しているワールドワイドなプラットフォームは任天堂」 | マイナビニュース 後半の個人間のいざこざの話は余計だとは思うが、題部分は大変興味深く拝読させてもらった。 夏野さんの以下の発言から、ここしばらく考えていたことが頭をよぎったので、少し書いてみたい*1。 「知識があるのに発信の場を持っていなかった人が山ほどいて、そうしたセミプロの領域がメルマガで広がった」(夏野氏) ネットの普及などにより、多くの人が情報発信するようになったのは事実だ。それにより、埋もれていた人の知識や経験が多くの人に共有されたり、ニッチな領域であるために今までメディアを通じてでは発信の機会さえ与えられなかった人が発信できるようになった。

    セミプロに駆逐されるプロという構図 - Nothing ventured, nothing gained.
  • 電子書籍の先は - Nothing ventured, nothing gained.

    すごいぶっちゃけて言うと電子書籍のフォーマットとかどうでも良い。個人的には。 「スキームを変える - メディア、ジャーナリズム、文化」で書いたように、メディアやジャーナリストは来の目的を達成するための最適な手段を用いるべきだし、我々は必要なものを得るための最適な手段が用いられればそれで良い。 今の時代に生きている限りフォーマットが変わることは避けられない。 年末の大掃除でやっと踏ん切りがついてフロッピーディスクを大量に捨てた。いくつかのデータは来ならばサルベージしておいたほうが良かったのかもしれない。だが、当に価値のあるものであれば、きっと世の中のどっかに拾われている。個人的なデータも当に重要なものであれば、以前すでに吸い上げてCD-ROMやDVDに保存してある。写真などはFlickrにあげてある。 外部記憶装置も思えばいろいろなものがあった。デバイスの購入コストが安かったり、ラン

    電子書籍の先は - Nothing ventured, nothing gained.
  • 吉本興業とネット企業の共通点 - Nothing ventured, nothing gained.

    週刊 東洋経済 2010年 9/18号 [雑誌] 出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2010/09/13メディア: 雑誌 クリック: 36回この商品を含むブログ (6件) を見る 吉興業というと芸人を多く抱える芸能プロダクションというイメージしかなかったが、東洋経済の「よしもと大研究」を読んで、だいぶイメージが変わった。この記事から伝えられる吉興業は旧態依然としたプロダクションではなく、「笑い」を軸にしグローバルの展開さえ考えるスケールの大きな組織体であった。 記事で紹介されるのは、むしろネット企業*1の経営にさえ近いものだった。 明確なビジョン「それでなんかオモロイことできへんやろか」 「何か面白いことはできないかと、つねに笑いに結びつけて考えている」 この言葉が語るように、ビジネスのための課金、すなわちマネタイズも忘れてはいないものの、「笑い」という軸を失っていない。「単

    吉本興業とネット企業の共通点 - Nothing ventured, nothing gained.
  • ソーシャルDRM - Nothing ventured, nothing gained.

    HTML5などのWeb標準技術で現状簡単には対応出来ないものの一つがコンテンツの著作権保護だ。HTML5のビデオやオーディオ要素についても一時騒がれていたコーデックの統一などはWebMの登場などもあってだいぶ落ち着きつつあるが、著作権保護、すなわちDRMについては現状まだ決定打が無い。 そもそもDRMはコンテンツをコンテンツホルダーが付与した権利を超えて利用することを防ぐ技術だ。多くはライセンスを付与した対象者以外の人が利用することや対象者であっても許可された以外の使い方をすることを防ぐために利用される。後者には利用するデバイスを制限したり、許可されたデバイス上で閲覧(表示)は出来るが、テキスト部分のコピーを許さなかったり、印刷を許可しなかったりなどが行われる。 DRMはキリがない。優秀すぎる技術、柔軟すぎる技術は使う側をわがままにさせる。良く言われるように、セキュリティやプライバシー、コ

    ソーシャルDRM - Nothing ventured, nothing gained.
  • HTMl5 CanvasでColor Cycling - Nothing ventured, nothing gained.

    また、魅力的なHTML5デモが公開された。 その昔、Color Cyclingという技術があった。PCのビデオカードが256色しか同時に利用出来ないときに、その256色を動的に素早く切り替えることで多くの色を使えるようにする技術で90年代初頭まで多く使われていた。 参照: Wikipedia/Color Cycling(英語) 現在では32ビットのTrue Colorのビデオカードや3D環境が一般的になったためほとんど使われることは無い。しかし、モバイルやWebなどのように利用出来る色が制限された2D環境で、この技術が復活するかもしれないと考えて開発された魅力的なデモが公開された。これが当にクールだ。 Color Cycle: True 8-bit Color Cycling with HTML5 デモでは上にある""をクリックするか下向きの矢印アイコンをクリックすることでほかのデモに切

    HTMl5 CanvasでColor Cycling - Nothing ventured, nothing gained.
  • アナログメディアにおけるセキュリティ - Nothing ventured, nothing gained.

    QRコードによるフィッシングを書いた後に、アナログメディアではコンテンツの真正を証明*1することがかなり難しいことに気づいた。 これを「コンテンツ、コンテナ、コンベヤ」モデル*2で考えてみよう。 たとえば、チラシのような印刷物の場合、コンテンツは文章や図や写真などで、コンテナは紙、コンベヤは新聞折込の場合は新聞販売店だし、駅前や繁華街で手渡しというのもあるだろう。ここでコンテンツがコンテナという形に収まり、コンベヤでユーザーの手元に届くまでに改ざんされる可能性を考えてみる。コンテナの紙の質次第であるが、QRコードの例で書いたように上から分からないように紙を貼ることも可能だし、修正液で修正したり、カッターで紙を少し剥がして書き換えることもできるだろう*3。また、コンベヤでまったく違うものにすり替えられてしまっていてもわからない。これはコンベヤの信頼に依存した話となる。新聞販売店であれば、その

    アナログメディアにおけるセキュリティ - Nothing ventured, nothing gained.
  • 短縮URLについて再び - Nothing ventured, nothing gained.

    短縮URLのリスクと対策 で書いたように、短縮URLの気持ち悪さを常に感じている。それは書いたようにセキュリティ上のリスクを感じているからでもあるのだが、正直、フィッシングサイトやマルウェアを踏んでしまう可能性というのは、ブラウザやOS側できちんと対策されていて、リンクを紹介しているフォローワーやその内容などからきちんと判断さえしていれば、それほど高くはないと思っている。 それよりも、短縮URLはインターネットのトラフィック制御において余計な一レイヤを追加する。 ネットワークでのトラフィックは実際のパケットの流通以外にも、相手先の特定および中継装置による転送の適切な経路選択というのが必要になる。前者はいくつかのレイヤによる名前解決であり、後者がルーティングだ。前者を解決するために、FQDNからIPアドレスへの変換をDNSが行い、さらにはIPアドレスからイーサネットアドレスへと変換される。こ

    短縮URLについて再び - Nothing ventured, nothing gained.
  • TwitterのRetweet(RT)について考えてみる - Nothing ventured, nothing gained.

    TwitterがRetweet(RT)の公式サポートを考えているのは周知のことだと思う。もうすぐ公式サポートになりそうなのだが、非公式で利用されている現在と違ったものになりそうだ。一番大きいのはコメント付のRetweet(RT)が許されなくなるのだが、それに対して簡単に反対とは言えない部分もある。議論の流れを見ていたり、自分はどう利用したいかを考えているうちにわけわからなくなってきたので、ここにメモっておいてみる。 Retweet(RT)とは Retweet(以下、RTと略)は自分がフォローしている人のつぶやき(Tweet)を自分をフォローしてくれている人に転送することだ。現時点では、Twitterの公式機能ではない。 現時点でのRTはある人のつぶやきに「RT」というプレフィックスをつけて自分のつぶやきとして投稿するだけの機能だ。それ以上でもそれ以下でもない。「RT」という文字列に続いて、

    shibudqn
    shibudqn 2009/09/28
    RT実装も痛し痒しという話
  • 短縮URLのリスクと対策 - Nothing ventured, nothing gained.

    Twitterなどでお馴染みの短縮URLサービス。 http://bit.ly/gROal という形式や http://tinyurl.com/mpheg5 で表示されるあれだ。この2つの例は、このブログのURLなのでさほど長くないが、個別のページへの長いURLやウェブアプリケーションにより生成された長い乱数などが埋め込まれたURLなどの場合には、URLが短縮できると便利だ。 特に、Twitterは140文字という文字数制限がある。貴重な文字数をワケワカメな暗号のようなURLで使ってしまうのは勿体無い。 ということで、Twitterなどでは短縮URL花ざかりなわけだが、どうにも、この短縮URLが気持ち悪い。 リスク 飛んだ先に何があるかわからないため危険だと言うことが言われるが、この危険というのにも種類がある。いわゆるフィッシングサイトやマルウェアが埋め込まれたサイトではないかという心配な

    短縮URLのリスクと対策 - Nothing ventured, nothing gained.
  • MobsterWorldのTwitter上での宣伝に見るOAuthの課題 - Nothing ventured, nothing gained.

    昨夜から今朝にかけて、TwitterでMobsterWorldというゲームの招待がDMで送られてきた。あまり普段DMでやりとりをするような人からではなかったので、ほうっておいたのだが、招待に応じると、自分のTwitterアカウントを使って、DMを送るようなものだったらしい。詳しくは以下のITmediaの記事を参照。 TwitterでスパムDMが出回っている。DMに書かれたURLのページでボタンをクリックすると、同じDMをフォロワーに送り付けるという仕組み。 ITmedia: TwitterでスパムDM出回るフォロワーに自動でDM送りつけ これは、OAuthを利用して、正規の手続きを経て、Twitterのアカウントを利用しているものだ。詳しくは、以下のまちゅダイアリーを参照。 これはウイルスや脆弱性じゃなくて、OAuthという仕組みを見事に悪用している。 OAuth詐欺とでも言えばいいのか。

    MobsterWorldのTwitter上での宣伝に見るOAuthの課題 - Nothing ventured, nothing gained.
  • ブラウザが遅くて良いなんて誰が言った? - Nothing ventured, nothing gained.

    ここ最近続けていろんな人に言われたが完全に間違っているので、ここでも反論しておく*1。 彼らの主張はこうだ。 「ブラウザにスピードを求めている人なんていない。変なスピード競争みたいのが起きているけど、当にそれを必要とするようなことはほとんどない。現在、IE7を使っているけど、これで遅いなんて感じたことがない」 それは当たり前。ウェブ製作者/ウェブ開発者は多くのユーザーに満足してもらうようにウェブサイトやウェブアプリケーションを開発する。そうすると今では、IE7をターゲットにせざるを得ない。そのため、当はもっと凝ったことをしたかったとしても、IE7で使い物にならないくらい遅かったら、アプリケーションの機能を制限せざるを得ないのだ。 いくら64ビットのほうが速いからと言って、汎用のアプリケーションを64ビットマシンで動作させることを前提として開発するだろうか? ニッチなマーケットのものであ

    ブラウザが遅くて良いなんて誰が言った? - Nothing ventured, nothing gained.
  • ネット時代のメディア戦略 ― 垂直統合から水平分散へ - Nothing ventured, nothing gained.

    この後、何回かに分けて、ネット時代におけるメディアの在り方を自分なりに整理したものを書かせてもらおうと思う。メディア 2.0などとかっこよく書こうとしたが、まだそこまで整理できていないし、「2.0」って今さら使うのもちょっと恥ずかしいので、ネット時代のメディア戦略というタイトルにさせてもらった。 なお、ここで書くものは、将来別媒体で発表の予定がある。そのための一種の下書きのようなものと考えて欲しい。まだ自分の中でも煮詰まっていない部分がある。コメント大歓迎。それこそネット時代のメディアだし。 さて、「次のフェーズにおいてはコンテンツがコンテナよりも重要になる(content will be more important than its container in this next phase)」と言ったのは、AP通信CEOのTom Curley(トムカーリー)だ。実は、2004年の発言な

    ネット時代のメディア戦略 ― 垂直統合から水平分散へ - Nothing ventured, nothing gained.
  • 1