長谷部健渋谷区長発案の下、渋谷土産の開発を推進している同区。障害者福祉課は区内の福祉作業所とコラボレーションし、福祉作業所でのもの作りを変え工賃向上につなげようと方向性を考える中で、桑沢デザイン研究所(渋谷区神南1)の非常勤講師でモビリティー・デザイナーの磯村歩さん(グラディエ)と出会い、同校の学生も参加する土産開発プロジェクトを企画した。 「シブフォント」は、渋谷区の福祉作業所で働く障がい者が描いた文字や模様を同校の学生がフォント素材としてデザインしパブリックデータ化したもので、昨年度の土産開発プロジェクトの中で生まれた。同プロジェクトでは本年度、シブヤフォントを活用して実際にプロダクトを作る「SHIBUYA To Go」として、6月から渋谷土産のプロトタイプの開発を進めてきた。 今回、グラフィックデザイナーのライラ・カセムさんディレクションの下、区内の福祉作業所7カ所で働く障がい者や支