公明党女性委員会の高木美智代、浮島智子の両副委員長は16日昼、国会内で開かれた党代議士会で、日本維新の会の橋下徹共同代表が旧日本軍の従軍慰安婦制度を「当時は必要だった」と発言したことや、在沖縄米軍司令官に風俗業の活用を促したことについて「断じて容認できない」と強く抗議した。高木副委員長らの発言は大要次の通り。 一、女性の人格と人権を踏みにじる発言だ。女性を性の対象としか見ていない考えが透けて見える。 一、従軍慰安婦問題については多くの議論があったが「河野談話」で述べられたように、「多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた」という事実は紛れもない日本国の見解だ。橋下氏の発言は容認できないと強く抗議したい。 一、戦争自体が女性の人権をじゅうりんする。戦争で最も傷ついてきたのが女性と子どもだ。(政党の)共同代表という立場であれば、戦争は二度と起こさないと宣言するのが筋だ。