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ブックマーク / www1.odn.ne.jp (8)

  • 竹内一郎『手塚治虫=ストーリーマンガの起源』 - 紙屋研究所

    竹内一郎『手塚治虫=ストーリーマンガの起源』 ※このテーマをはじめて読む人には少し分かりにくい、という評をいただいたので、ちょっと改稿。 『人は見た目が9割』の著者。 最近、まったく漫画には縁がなさそうな同僚(別の部署の上司)に『人は見た目が9割』をすすめられていたのだが、こんな「つながり」で再びこの著者と邂逅するとは思わなんだ。 著者は大学で教えながら現在は漫画原作などの著述業をしている。 「日初の漫画評論」? それにしても、このはすごい。すごすぎる。 いや、中身がすごいというより、なにせ「日初の漫画評論!」とオビに銘打っているのだから。はじめ「著者初の」かと見間違えたのかと思ったけど、何度眼をこすりをひっぱたいたりしてみても「日初の」と書いてある。 「はじめに」に、こうある。 「私には、マンガ研究家によるマンガ論が物足りなかった。マンガしか知らない人が多いのである。学

  • Kadokawa Document 3

  • Kadokawa Document 1

    70年代後半、「犬神家の一族」で颯爽と日映画界に乗り込んだ角川書店。「観てから読むか、読んでからみるか」などのキャッチコピーでテレビ、雑誌等各メディアを通じた宣伝方式で一大ブームを起こし、次々と日映画界に新風を巻き込んだ。「人間の証明」、「復活の日」などの超大作、薬師丸ひろ子、渡辺典子、原田知世など優れた作品や人材を多く世に送り出してもいる。 犬神家の一族(1976年製作) ■日公開:1976年10月16日 ■配給:東宝 ■原作:横溝正史 ■監督:市川崑 ■キャスト/石坂浩二、高峰三枝子 、草笛光子、あおい輝彦、地井武男、 小林昭二 、島田陽子、 坂口良子、小沢栄太郎 、加藤武 、大滝秀治、 三木のり平、横溝正史 、 角川春樹、岸田今日子、三国連太郎 他 ■キャッチコピー/「金田一さん、事件です!」 ■主題歌/「愛のバラード」演奏:大野雄二とファンタスティック・ブルー 人間の証明(1

  • Kadokawa Document 2

  • 「ユリイカ」東浩紀×伊藤剛「マンガの/と批評はどうあるべきか」

    「ユリイカ」東浩紀×伊藤剛 「マンガの/と批評はどうあるべきか」 ある人から「『ユリイカ』の東浩紀×伊藤剛対談でお前批判されてるぞ」と言われたのでびっくりして買って読んでみると、批判というか言及がされている。しかも対談の冒頭から中頃まで話題というかネタにされている。 しかし、対談において東が紙屋という名前をきいて「だれそいつ」状態であることにみられるように、ぼくみたいな若輩をよくもとりあげていただいたものである。『テヅカ・イズ・デッド』を上梓した新進気鋭の漫画評論家・伊藤と、「知の最前線」とやらを走る東にとって、こんな「狭いブログ論壇」(東)のカスみたいな存在をとりあげるのもお手をわずらわせるようで申し訳ない。また、多くの人にとっても紙屋ときいて「だれそいつ」状態ではないか、そんなもので対談の冒頭のモチーフにして大丈夫なの、と他人事ながら心配する次第。 伊藤剛は「思想地図」vol.1で大塚

  • 中島岳志『パール判事』

    中島岳志『パール判事』 まったく偶然であるが、新聞などの予告をみると、日(07年8月14日)放映されるNHKスペシャル「パール判事は何を問いかけたのか〜東京裁判 知られざる攻防〜」(午後10時・総合)は、中島の書『パール判事』の主張をほぼ番組化したものになりそうである(付記:今見た。すばらしい内容。この中島の中身の反映もさることながら、東京裁判が結論の決まった単なる茶番劇ではなく、判事同士の激しい確執のある、きわめて動的なプロセスであったことが浮き彫りになった番組だった。そして東京裁判の「成果」が平和憲法や国際司法の発展に寄与していることもわかるものになっている)。 ぼくは今、東京裁判について書かれたものをいくつか読んでいるが、東京裁判そのものが膨大な資料があるために、とても「そのもの」を読むところまでいかない。たとえば冨士信夫『私の見た東京裁判』(講談社学術文庫)にしても、裁判の全

    shidehira
    shidehira 2007/08/15
    たちへの提言。パール判事曲解の克服
  • 『孤独のグルメ』 - 紙屋研究所

    久住昌之/作画・谷口ジロー『孤独のグルメ』 工夫のない表題をつけるのは気恥ずかしいが、最高傑作だとしかいいようがない。 雑貨輸入商とおぼしき主人公が、仕事の合間に「メシ」をべる、そのときのエピソードをつづっただけのものだ。 しかし、これを読んだ後では、『美味しんぼ』はおろか、いかなるグルメ漫画も読めない。 『美味しんぼ』が膨大な蘊蓄の集積体であるのとは対照的に、『孤独のグルメ』につめこまれた蘊蓄情報はゼロである。 あつかっている事をみれば、むべなるかな、と思う人もいるだろう。各話の表題を紹介してみよう。 第1話 東京都台東区山谷のぶた肉いためライス 第2話 東京都武蔵野市吉祥寺の廻転寿司 第3話 東京都台東区浅草の豆かん 第4話 東京都北区赤羽の鰻丼 第5話 群馬県高崎市の焼きまんじゅう 第6話 東京発新幹線ひかり55号のシュウマイ 第7話 大阪大阪市北区中津のたこ焼き 第8話 京浜

  • 竹内一郎『手塚治虫=ストーリーマンガの起源』のサントリー学芸賞受賞にあたっての雑感 - 紙屋研究所

    竹内一郎『手塚治虫=ストーリーマンガの起源』のサントリー学芸賞受賞にあたっての雑感 ※竹内一郎『手塚治虫=ストーリーマンガの起源』の感想はここ 「学芸」となったからには言わせてもらう 竹内一郎『手塚治虫=ストーリーマンガの起源』がサントリー学芸賞を受賞した。 サントリー学芸賞といってもぼくは全然なじみがなく、さすがに初めて聞くということはないが、小熊英二『単一民族神話の起源』がもらった賞だという印象があって、それゆえになかなかの賞であるなあという畏敬の念を多少とも持っていた。 ぼくは、竹内の同著について、一定の意義は認めつつも、まあ分類すれば「酷評」にちかいことを述べた。 受賞したと聞いて、再読してみたが、感想はあまり変わらない。 つか、p.211~213の「マンガ評論家の限界」という節は、ずいぶんとぼくが線を引いた後がいっぱいあるのだが(笑)、あらためて読んでみてひどいと思う。 漫画原作

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