『孤独のグルメ』 - 紙屋研究所

久住昌之／作画・谷口ジロー『孤独のグルメ』 工夫のない表題をつけるのは気恥ずかしいが、最高傑作だとしかいいようがない。 雑貨輸入商とおぼしき主人公が、仕事の合間に「メシ」を食べる、そのときのエピソードをつづっただけのものだ。 しかし、これを読んだ後では、『美味しんぼ』はおろか、いかなるグルメ漫画も読めない。 『美味しんぼ』が膨大な蘊蓄の集積体であるのとは対照的に、『孤独のグルメ』につめこまれた蘊蓄情報はゼロである。 あつかっている食事をみれば、むべなるかな、と思う人もいるだろう。各話の表題を紹介してみよう。 第１話 東京都台東区山谷のぶた肉いためライス 第２話 東京都武蔵野市吉祥寺の廻転寿司 第３話 東京都台東区浅草の豆かん 第４話 東京都北区赤羽の鰻丼 第５話 群馬県高崎市の焼きまんじゅう 第６話 東京発新幹線ひかり55号のシュウマイ 第７話 大阪府大阪市北区中津のたこ焼き 第８話 京浜

[hitoriyokozuna]

五朗さんの「うん、うまい」「おいしい」「上等上等」のこころのつぶやき、米のひとつぶひとつぶを味わうような食べっぷり好きです。

[singo2nd]

"その１ミクロンていどのちがいをあらそって食通を競いあう『美味しんぼ』の思想とはまったく対極のグルメの思想がたしかにここにはある"

[ishikawa-kz]

孤独のグルメも好きです

[ma-rusuke]

食事

[cTak]

「主人公は「孤独」という社会関係を食べている」

[xx-internet]

『孤独のグルメ』評。『美味しんぼ』との対比。

[rakka74]

EARL.BOXの人が買ったというのを見て検索して見つけたサイト

[peco606]

　工夫のない表題をつけるのは気恥ずかしいが、最高傑作だとしかいいようがない。