竹内一郎『手塚治虫＝ストーリーマンガの起源』のサントリー学芸賞受賞にあたっての雑感 - 紙屋研究所

竹内一郎『手塚治虫＝ストーリーマンガの起源』のサントリー学芸賞受賞にあたっての雑感 ※竹内一郎『手塚治虫＝ストーリーマンガの起源』の感想はここ 「学芸」となったからには言わせてもらう 竹内一郎『手塚治虫＝ストーリーマンガの起源』がサントリー学芸賞を受賞した。 サントリー学芸賞といってもぼくは全然なじみがなく、さすがに初めて聞くということはないが、小熊英二『単一民族神話の起源』がもらった賞だという印象があって、それゆえになかなかの賞であるなあという畏敬の念を多少とも持っていた。 ぼくは、竹内の同著について、一定の意義は認めつつも、まあ分類すれば「酷評」にちかいことを述べた。 受賞したと聞いて、再読してみたが、感想はあまり変わらない。 つか、p.211～213の「マンガ評論家の限界」という節は、ずいぶんとぼくが線を引いた後がいっぱいあるのだが（笑）、あらためて読んでみてひどいと思う。 漫画原作

[crea555]

http://www1.odn.ne.jp/kamiya-ta/storymanga.html

[synonymous]

知れば知るほど不可解な受賞スキャンダルである。

[t-kawase]

紙屋さんの竹内本に関しての追記（サントリー学芸賞記念）。

[planetes]

竹内一郎の巻末のリストに登場する評論家が、せいぜい竹内オサム、米沢嘉博、呉智英、夏目房之介、日下翠、村上知彦あたりでとどまっているのは、畢竟「マンガを『あなどって』いる」からであろう。

[kobakoba3]

紙屋ワールド炸裂！

[amoeba]

>「無視する」というのは出版戦略としてはありえても、「学芸」にはありえない。