私、シカゴ・ボーイズの手先なんですよ、白状すると。その証拠に、アメリカが民主党政権の時に行ったヴェトナム戦争をとりあげることはあっても、チリのピノチェト政権による人権侵害と自国民殺害をとりあげたことないでしょ?
http://fromdusktildawn.g.hatena.ne.jp/fromdusktildawn/20080104/1199438826 ひどい歪曲ですな。 一般人は、ひたすら専門家の意見をありがたく聞くだけで、 一般人はその意見に疑問を持つことは許されないし、 自分から何かを発言するなどもっての他ということですね。 hokusyuさんが言っているのは「怠惰なバカ野郎がまじめな研究者のやっていることに対して何事かを物申す権利はこれっぽっちも無い」ということであり、「一般人がまじめな研究者のやっていることに対して何事かを物申す権利はこれっぽっちも無い」ではない。 http://fromdusktildawn.g.hatena.ne.jp/fromdusktildawn/20080104/1199438859 これも「あんたは多忙で睡眠不足の内閣総理大臣じゃないだろ?」ですむはなし。
すでに15日付けのエントリでご報告したように、池田信夫氏はまず(1)「慰安婦問題は東京裁判で裁かれたが、日本軍は無罪だった」と主張し、その後(2)「正確にいうと、慰安婦は東京裁判で検察側の当初あげた55の訴因にも入っていません」と転進した。(1)と(2)の関係が「正確にいうと」でつなぐことができるようなものでないことも、すでに指摘しておいた。可能性としては次の二つ。 池田氏は(2)が(1)の「正確」な表現でないことを知っているが、自らの捏造をごまかしている。 池田氏は本気で(1)を「正確」に言い直すと(2)になると思っている。 1.の場合、池田氏に朝日新聞の報道を責める資格があるのかどうかが問われるところだ。史実を捏造し、しかもその捏造に基づいて「「女性国際戦犯法廷」の主張を根底からくつがえすもの」と主張しておきながら、自分の主張こそ根底から覆っているのにそれを「正確にいうと」というフレー
吉田裕の『現代歴史学と戦争責任』(青木書店)を読んでいたら、田中利幸の「なぜ米軍は従軍慰安婦問題を無視したのか」(上・下、『世界』、1996年10月、11月号)が紹介されていた。 また、田中は別の論考のなかで、第二次世界大戦中の米軍の「管理売春」制について論及し、「日本軍の『従軍慰安婦制度』は、軍が意識的、計画的に犯した組織犯罪であるという点で、米軍の『管理売春』とは明確に異なっていた」としながらも、米軍の「管理売春」制の背後に、「生命をかけて闘っている兵士には女性の慰安を享受する道徳的権利がある」という普遍的な軍イデオロギーの存在を見出している(…)。 特に保守派のなかには、「生命をかけて闘っている兵士には女性の慰安を享受する道徳的権利がある」という主張に(あからさまにではないにしても、ひそかに)同意する人々は少なくないだろう。南京事件や、より一般には戦場での強姦に関しては比較的まっとう
松尾章一、『関東大震災と戒厳令』、歴史文化ライブラリー162、吉川弘文館 関東大震災五十周年朝鮮人犠牲者追悼行事実行委員会編(な、長い…)、『歴史の真実 関東大震災と朝鮮人虐殺』、現代史出版会 姜徳相ほか編、『現代史史料6 関東大震災と朝鮮人』、みすず書房 大江志乃夫、『戒厳令』、岩波新書 まずお断りしておくと、読んだのは最初の1冊だけで、あとは必要に応じて参照しただけです。 関東大震災時の朝鮮人*1虐殺についてはいまもって正確な数字が判明しているとは言い難い。その最大の理由は、当時の日本政府が朝鮮人虐殺事件をその総体において包括的に調査しなかった(個別の事件についての捜査、裁判は行われた)ことであろう。帝国臣民、軍隊、警察が同じ帝国臣民を殺害した事件なのであるから、日本政府が十分な捜査を行なって然るべきだったのである。もとより大震災による混乱のなかでの出来事であるから、当時直ちに徹底的な
2点ほど追記。笹氏は「「バターン死の行進」女一人で踏破」中で、日本兵に時計や金品を奪われた…といった被害者の調書証言を「にわかには信じ難い」と(なんら具体的な根拠なしに)断じているが、同様な証言は「調書」のみならず法廷(マニラ法廷)での公判でもみられ、また鷹沢氏の聞き取りによっても得られており、それらがすべて嘘であるというほうこそ「にわかには信じ難い」(独立した証言が内容的に一致しているのだから)。当時の日本は、特に兵士の多くの出身階層は、今われわれが想像するよりはるかに貧しかった。その貧しさを、データを交え示しているサイトがあるので紹介させていただく。日本兵たちにとって、特に米軍捕虜の持ち物が魅力的に映ったであろうことは想像に難くない。戦時国際法についての教育などまったく受けていない兵隊たちが、「捕虜のものはおれのもの」と考えたとして、なんの不思議があるだろうか…。 また、鷹沢氏が日本軍
連載「誰も書けない中国」の第6回。過去の連載は読んでいないが、今回の記事は他の記事とのタイミングぴったり。もっとも、とうてい「誰も書けない」内容だとは思えなかったが。 「遊就館戦争」を中国が仕掛けている…というのは、中国が各国の在日外交官に遊就館の見学をはたらきかけているらしい…ということ。中国が日本の機密文書を盗み出してリークしたというならともかく、堂々と公開している展示を宣伝されたからといって文句は言えませんわな。靖国神社も収入源に悩んでいるそうなので、遊就館の入場料収入に貢献している中国に感謝すべきかもしれない(笑) 著者はまず、身も蓋もない現実を提示する。すなわち、東アジア情勢に関するアメリカ人の圧倒的な無関心、である。「日本、中国それぞれが米国内でどのような影響力を持ち、互いに鎬を削っているかを比べようとしてみても、それ以前にまず立ちはだかるのは圧倒的な無関心という壁なのだ」(1
報道前に日経からメモを示され相談を受けていた二人が登場するだけに、「捏造」説等は一蹴されている。現物を見た半藤氏にとっては「捏造」説があること自体意外だったようだ。報道された部分だけでなく、「もっと全般を幅広く見て、そのうえで、信頼性の高い史料だと判断」したという秦郁彦の言葉に半藤一利も同意している。保守派とはいえA級戦犯合祀に諸手をあげて賛成するようなタイプではない二人の証言だけに、ネトウヨ諸氏には不満が残るかもしれないが、まあ人間往生際も肝心ですよ。 「松岡や白鳥は許していないけど、他のA級戦犯の合祀は認めていた」説については、半藤氏が「《その上》とあるのに? 素直に読めばいいのに」と一刀両断。いやまったくその通りでしょう。昭和天皇は東條を買っていたはずだ、という主張について「頼りにならぬ陸海軍の統帥部長に比べて、相対的に、東條がマシに見えたのでしょう」とあしらっているのが秦氏。この3
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