赤ちゃんの愛らしい映像から始まるCM。「人間は生まれてくるときは選べないから、死ぬときぐらいは選べたらいいだろうな」と笑顔で語る女性にかぶせるように「『プラン75』は、75歳以上の方なら、どなたでも無料でご利用いただけます」という優しげなナレーションが流れる。テレビのニュースでは「『プラン75』が国会で成立しました。日本の高齢化問題の解決の糸口になると期待されています」と伝えている。映画『PLAN 75』のシーンだ。まるで現実のように展開されるこれらのシーンに戦慄する。 「75歳になったら生死を選べる」制度の劇中CMと、倍賞千恵子さん。老年を演じる女優の静かな存在感に打たれる 「本当にありそう」な、日本のこれから 映画で描かれる「プラン」は、75歳以上の人が死を希望したら、国の支援のもとで安らかな最期を迎えられるという、国の「制度」だ。物語の中盤で、倍賞千恵子さんが演じる78歳の独居女性・
はじめに、デニ・ムクウェゲ氏をご存知だろうか? その名を耳にしたことがある人もいるかもしれないが、彼はアフリカの中部に位置するコンゴ民主共和国出身の婦人科医だ。 彼が病院を開業する母国コンゴの東部地域は、こう呼ばれているという。「女性にとって世界最悪の場所」と。 鉱物資源が豊富なこの地域は、武装勢力の格好の標的となり、住民たちを恐怖で支配することを目的とした女性たちへのレイプが横行。 犠牲者になった女性は40万人を超えている。 ムクウェゲ医師は、その犠牲者で修復不能なほど性器を傷つけられた女性たちの治療と救済に奔走。この信じがたい現実を変えようと国際社会に訴えかけ、2018年にはその活動が認められ、ノーベル平和賞を受賞している。 ドキュメンタリー映画『ムクウェゲ「女性にとって世界最悪の場所」で闘う医師』は、ムクウェゲ医師の活動に迫るとともに、実はこのコンゴの問題が日本にもつながっていること
公開中の映画『JUNK HEAD(ジャンク・ヘッド)』の女性観客数が多かったとして、監督の堀貴秀氏が2021年3月28日、「え?奇女?珍女?」などとSNS上に投稿した。 <【映像】『JUNK HEAD』本編解禁映像 > 堀氏はその後、発言を撤回し、「褒め言葉のつもりで書いてしまいました。申し訳ありませんでした」「男とは感性が違うという先入観があった」と謝罪した。 ■SF映画は男性向け? JUNK HEADは3月26日公開のSFアニメ映画。堀氏が7年かけて制作し、「ストップモーション」と呼ばれる技法で人形などをコマ撮りしているのを特徴とする。 映画公式サイトでは「カルトなのに壮大な世界観と、不気味なのにどこかクセになるキャラクターに中毒者が続出した、最高のディストピア!? 」と宣伝している。 堀氏は28日、週末の観客の男女比率が6対4だったとツイッターで報告し、「ビックリした」「え?奇女?珍
長年にわたってハリウッドで活躍し続けている女優のナタリー・ポートマン。子役時代に出演した映画が、10代だった彼女にどのような影響を与えていたかについて、明らかにした。 『ピープル』誌によると、ナタリーはダックス・シェパードが司会を務めるポッドキャスト番組『アームチェア・エキスパート』に出演。日本でも根強いファンが多い『レオン』(1994)や『ビューティフル・ガールズ』(1996)など、その後のキャリアを決定づけたこれらの作品のなかで、自らが“ロリータ”のように描かれていることを「はっきり認識していた」と語った。 【写真】代表作の『レオン』ほか、ナタリー・ポートマンの華麗な出演作まとめ 「ロリータ」は、1955年に出版されたウラジーミル・ナボコフの小説に登場する、中年の大学教授が愛し、執着する12歳の少女のこと。 「まだ子どものうちに性的な関心の対象とされたことが、私自身から性的な関心を奪っ
「Red」の三島有紀子監督(左)と荒川優美プロデューサー=2020年10月13日午後7時40分、勝田友巳撮影 映画界は誕生以来、典型的な男性社会。撮影現場は力仕事で、大勢を束ねて一つの作品に結実させる胆力も必要だ。女性の職種はメークや衣装などに限られていた。世の中の男女平等の流れはなかなか届かなかったが、ここに来てその波が大きなうねりとなって押し寄せている。女性監督の活躍が目立ち、撮影現場に女性の姿が増えただけでなく、スクリーンに登場する女性像も、これまでとは様変わりしてきた。125年の映画の歴史は、大きな転換期を迎えている。【勝田友巳】 ◇「映画界に女性差別」 カンピオン監督の痛烈な批判 「映画界には性差別がある。女性の視点がもっと投影されていい」。ニュージーランドのジェーン・カンピオン監督が、カンヌ国際映画祭で映画界を公然と批判したのが2014年。コンペティション部門審査員長として、公
Netflixで9月9日から配信されているフランス映画『キューティーズ!』が物議を醸している。Netflixの宣伝ポスターが少女を性的に描いているとする批判が発端だが、少女たちが作品中で披露するダンスが過激で性的搾取だと指摘する声も上がり、Twitter上では「#CancelNetflix」も広がる。解約を求めるネット上の署名は60万人を超えた。 【動画】『キューティーズ!』トレーラーと監督インタビュー 一体何が起きているのか。 ポスターが「少女を性的に描いている」と批判『キューティーズ!』はマイモウナ・ドゥクレ監督のフランス映画。2020年にサンダンス映画祭のワールド・シネマ・ドラマ部門で監督賞を獲得している。Netflixの解説では「学校の女子生徒たちが結成した自由奔放なダンスグループに魅了された11才の少女アミは、保守的な家族の伝統に逆らい始める」とされている。 最初に批判が起きたの
MCU映画『ドクター・ストレンジ』などで知られる俳優のティルダ・スウィントンが、先日ベルリン国際映画祭が男優賞と女優賞の区別を撤廃したことに言及。「あらゆる人たちがこの動きにならっていくであろうことは必然」だと訴えた。(フロントロウ編集部) ティルダ・スウィントンがヴェネチア国際映画祭に出席 映画『ナルニア国物語』シリーズでの白い魔女役や、MCU映画『ドクター・ストレンジ』のエンシェント・ワン役などで知られる俳優のティルダ・スウィントンが、2020年9月2日から開催されているヴェネツィア国際映画祭に出席した。 ヴェネツィア国際映画祭にて、仮面舞踏会風のゴールドのマスクを持ってフォトコールに応じるティルダ。 功労賞である栄誉金獅子賞を受賞したティルダは、ヴェネツィア国際映画祭で行なわれたトークセッションの中で、先日、ベルリン国際映画祭が男優賞と女優賞の区別を撤廃し、性別に関係のない「演技賞」
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刺繍入りのケープを羽織ったナタリー・ポートマン - Jeff Kravitz / FilmMagic / Getty Images 女優のナタリー・ポートマンが現地時間9日、米ドルビー・シアターで行われた第92回アカデミー賞授賞式に出席。授賞式前のレッドカーペットで羽織っていたケープが、話題を呼んでいる。 超ゴージャス!授賞式でのナタリー・ポートマン【画像】 ナタリーはこの日、ゴールドとブラックを基調としたディオールのドレスで会場に登場。黒のケープを羽織りオシャレに決めた彼女だが、このケープにはある加工が施されていた。Deadlineによると、ケープには今年アカデミー賞監督賞にノミネートされなかった女性監督の名前が刺繍されており、ルル・ワン監督(『フェアウェル』)、グレタ・ガーウィグ監督(『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』)、ローリーン・スカファリア監督(『ハスラーズ』)な
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