「Internet Week 2007」で21日に開催されたカンファレンス「事業者がやってよいこと悪いことを考えよう」の中で、「大量通信対策フォーラム~事業者がどこまでやれるのか?~」と題した講演が行なわれた。この講演では、増加する大量通信やスパムなどの通信における被害に対して、ISPなどの電気通信事業者がどこまで対応していくことができるのかが焦点となった。 ● 「通信の自由と秘密の確保」という壁 NTTコミュニケーションズネットワーク事業部統合カスタマサービス部担当部長の甲田博正氏。日本インターネットプロバイダー協会の行政法律部会長を務める 講演の冒頭で日本インターネットプロバイダー協会(JAIPA)の行政法律部会長であるNTTコミュニケーションズの甲田博正氏は、「大量通信、ウイルスの頒布、スパムメールなど通信における被害は後を絶たない」と述べ、これらの被害に対して「ISPがなんとかすれ
秋葉原コンベンションホールで開催中の「Internet Week 2007」で20日、「みんなのための著作権制度」と題するパネルディスカッションが行なわれた。冒頭では、「国宝・彦根城築城400年祭」のイメージキャラクター「ひこにゃん」をデザインした男性が、彦根市と実行委員会に対して同祭閉幕後に商標使用中止を求めている問題について、「みんながハッピーになるためには」という観点から各パネリストが意見を述べた。 ● 著作権問題の議論では「ユーザー視点」が欠けている ひこにゃんをめぐっては、彦根市がキャラクターを使用する際に必要な著作権使用料を無料にすることで、個人や企業を問わずに利用を促進。その後、全国的に認知を得たひこにゃんは、インターネットなどでもグッズが販売されるようになったという。 一方、ひこにゃんをデザインした男性は、彦根市側が「お肉が大好き」など自らが意図しない性格などを後付けしたこ
「Interop Tokyo 2007」において13日、日本DNSオペレーターズグループによる「DNSOPS.JP BoF」が開催された。日本DNSオペレーターズグループは、DNSオペレーター間の連携の場を形成することと、DNSにかかわる横断的かつ全体的な連携を形成することを主な目的として、昨年の「Interop Tokyo 2006」の場で設立が宣言された。 内容的には、lame(DNSにおける不適切な設定のこと)やDNSの安全性、統計情報や新しい提案など幅広い話題が提供されたが、今回はこの中からDNSSECに関する話題や、DNSの仕組みを悪用したDDoS攻撃(DNS Amp)の情報などをお伝えする。 DNSSEC(DNS Security Extension)は、DNSのセキュリティを向上させるために生み出された技術である。基本的な仕組みは、DNSで使われるメッセージが改竄されていない
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