主にRon Oglesby氏が先ごろDell社を離れて主任ソリューションアーキテクトとして入社したことで、米新興企業のUnidesk社には多くの関心が集まっている。 Oglesby氏は仮想化業界有数の人気を誇る人物で、ベストセラーである「VMware ESX Server 2.5 Advanced Technical Guide」(VMware ESX Server 2.5上級技術ガイド)および「VMware Infrastructure 3 Advanced Technical Design Guide」(VMware Infrastructure 3上級技術デザインガイド)の著者でもある。 われわれ主催のVirtualization Congress 2009にもメインのスピーカーの1人として参加しており、virtualization.infoでもゲストで何度かコラムを執筆している(同
3月5日、「Guest Console」(VGC)と呼ばれるVMware社の新製品に関するビデオが2本登場してきた。 現在「技術プレビュー」フェーズにあるGuest Consoleは、あらゆるゲストOS内のファイルやプロセスを独立して監視および操作できる新しい管理コンソールとなっている。 これはどのゲストOSにも接続可能で、VMのホスティングはESX上でも、Server上でも、Workstation上でもかまわない。 いったんホストに接続されると、VGCがWindowsやLinuxゲストに対応するタスクマネージャ、ファイルシステム・エクスプローラ、スナップショットマネージャ、そして仮想マシンマネージャを提供する。 これらのツールを使えば、管理者は実行中のプロセスの終了や新しいプログラムの起動といったシンプルな作業に加え、同じファイルを複数のゲストOSに同時にコピーするといった複雑な作業も行
VMware社は1月末、同社が主にVDI環境で仮想マシンの集約率をコアあたり最大16VMに引き上げるべく取り組んでいることを明らかにした。これは現在の顧客が収容可能だと思われるVMの平均台数の2倍であり、VMware社はこの値が新しいIntel Xeon 5500(コード名:Nehalem)CPUに依存すると指摘している。 いずれにしても、この数字はインタビューのなかで詳細を省いて明かされたものなので、大いな期待を寄せる前に詳細な分析が必要になる。 とはいえ、この主張はかなりの関心(および懐疑論)を呼び、ここでCitrix社が反撃に出ることにした。 同社によると、XenDesktop 4.0とXeon 5500 CPUを使って1台の物理サーバに最大125台の仮想デスクトップ(ならびにホスティングされた500台の共有デスクトップと、ローカルにストリーミングされる5000台のデスクトップ)を集
先週、The 451 Group社のあるレポートが次にVMware社が買収する可能性のある会社に関してさまざまな憶測を呼んだ。 その一覧には、Terracotta社、GenStone Systmes社、MuleSoft社、SOPERA社、Heroku社、Engine Yard社、Skyway Software社、Chordian Software社などの名前が挙がった。 同調査会社はさらに、VMware社が完了したばかりのOracle社とSun社の合併からMySQLを獲得するのではとの指摘までしている。 この一覧は、 「More Acquisitions Ahead for VMware?」(VMware社が買収を継続か?)のような見出しを付けて世界中のプレスが引用している。 もちろん、VMware社は新たに企業を買収するだろう。そして、推測はさておき、同社の最高経営責任者(CEO)は既
Citrix社最高経営責任者(CEO)のMark Templeton氏は、2009年第4四半期決算発表の場において、以下に示す数字のほかに、同社の過去の業績と今後の計画という2つの興味深い話を詳しく語った。 2009年のCitrix社の売上高は9%増の総額4億5100万ドルだった。 ライセンスの新規販売による売上高は2008年比4%増の1億6800万ドルで第3四半期比では30%増だった。一方、ライセンスアップデートの売上高は2008年比6%だった。 技術サービスは、サポートやメンテナンス契約に主導されて20%増、オンラインSaaSの売上高は18%増の8200万ドルだった。 Citrix社は5件の契約をまとめ、2009年第4四半期にはXenDesktopを1万本以上販売し、XenDesktopの顧客を合計約3000社とした。 同社では、同四半期にXenServerのダウンロードが2万件に達し
巨大なポテンシャルがあるにもかかわらず、市場がアプリケーション仮想化のアプローチ(プレゼンテーションやデスクトップの仮想化とは混同しないように)に近い将来取り組まないであろうことは非常に明確だ。 IT業界の最大手ベンダーはすべてアプリケーション仮想化に投資をしている。2006年5月にはMicrosoft社がSoftricity社を買収し、2008年1月VMware社がThinstall社を買収し、Symantec社は2007年1月にAltiris社、そして2008年4月にはAppStream社を買収しており、2008年9月にOEM契約を結んだNovell社はXenoCodeを配布していて、Citrix社はXenAppの一部として以前から独自エンジンを保有している。 かなりの意気込みがあるにもかかわらず、前述のトップベンダー各社はアプリケーション仮想化の採用推進にはほとんど取り組んでいない。
VMware社による支援のおかげでCisco社は本当に仮想化ベンダーへと変わりつつあるようだ。 同社の仮想化への関心の高まりはVMware社に1億5000万ドルを投資した2007年中旬に端を発するが、この業界で本格的な役割を果たしたいという野望が明らかになったのはUnified Computing System(UCS)の発売とEMC社およびVMware社との連合を発表したときのことだった。 Cisco社は1月26日にも、「セキュアマルチテナント」と呼ばれるプライベートクラウドアーキテクチャを提供すべく、2つ目となるNetApp社との提携を発表したばかりだ。もちろん当該クラウドはVMware社の仮想化技術によって動作する。 これよりはるかに大きかったのは、大半に気付かれることなく2日前にCisco社がサービスプロバイダー向けとして発表したサービスとしてのインフラストラクチャ(IaaS)クラ
最近は、Amazon社の顧客がElastic Computing Cloud(EC2)で抱えているパフォーマンスの問題がかなり話題になっている。 その発端となったのが、Javaコミュニティーで発言力の大きいAlan Williamson氏だ。同氏は、自身がEC2を3年間利用した感想を興味深く解説している。 Williamson氏によると、Amazon社はEC2の利用者を集めすぎており、現在はクラウドがあまりに混雑しているため、内部ネットワークで深刻な待ち時間が発生し、それが複数の仮想マシンに常駐する多層アプリケーションのパフォーマンスに影響を与えているという。 別のAmazon社の顧客で、OleOle.com社最高技術責任者(CTO)のDavid Mok氏は意見が異なり、パフォーマンスの全体的な低下はクラウドを支える物理ハードウェア(が搭載するCPU)の差によるもので、クラウドプラットフ
われわれはこれまでOracle社に膨大なスペースを割き、同社が提供可能な仮想化製品や、力のあるベンダーとしての同社の存在を危うくするかもしれない過ちに関して伝えてきた。 Sun社の買収がまだ完了していないため、同社は具体的な計画を一切明らかにすることができない。これに関する具体的な情報がないため、われわれがこれまでに公表したことや以下の内容は憶測に過ぎない。 とはいえ、Oracle社が実行に移すかもしれない戦略と、それが既存ベンダーに与える影響はもう少し評価してみる価値があるだろう。 既に何度も言われていることだが、同社は現在、サーバ、ストレージ、ハイパーバイザー、OS、ミドルウェア、有数の普及率を誇るビジネスアプリケーション、シンクライアント、VDIコネクションブローカ、そしてこれらすべてをコーディネートするエンタープライズ管理ソフトウェアを含め、コンピューティングスタックをすべて提供で
先週にはGartner社がレポートと予測を出してきたが、今度はIDC社が市場のトレンドに関するかなり興味深く詳細なレポートを出してきた。 (※下記は引用部分の参考翻訳として掲載。)…2009年第2四半期は仮想化ソフトウェア関連の売上が世界合計で前年比18.7%ダウンの3億4400万ドルに減少した。一方、2009年第2四半期の仮想化ライセンスは前四半期比で増加となっている。サーバ仮想化市場では相変わらず有償ハイパーバイザー採用への動きが続き、有償仮想化ソフトウェアが2009年第2四半期に出荷された全く新しいサーバハードウェアの60.8%で動作し、2008年第2四半期比57.2%増となっている。… IDC社はさらに、2009年第2四半期に出荷された全く新しいサーバの16.5%では仮想化が行われており、2008年第2四半期比で14.5%増になっているという。しかし、2009年第2四半期の実際の物
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