トムとジムは2人で21ドル持っている。トムはジムよりも20ドル多く持っている。それぞれいくら持っているか。ただし、答えに端数を出してはいけない。 この設問を見た瞬間に、応募者は3つのタイプに分かれるようです。 まず1つのタイプは、即座にトムは20ドル、ジムは1ドルと回答したあとで、「それにしてもどうしてこんな簡単な設問を出すのだろう」と、いぶかるタイプです。 この欄でご紹介しているすべての設問は、面接の際に出されるもので、筆記試験ではありません。したがって常に目の前で面接官が答えを待っている場面を想像していただくとよくわかりますが、応募者はできるだけ早く解答を出した者のほうが有利な評価を得られると考えるものです。だから、これは「即答をテストする設問」だと受け取る応募者がいても不思議ではありません。 2つ目は、一瞬、トムは20ドル、ジムは1ドルと脳裏をかすめるものの、「待てよ、端数を出しては