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ブックマーク / www.technologyreview.jp (12)

  • 生成AIが新章突入、Stable Diffusion共同開発元が動画版を発表

    画像生成AI「ステーブル・ディフュージョン」の最初のバージョンを開発した英国のスタートアップ企業が、映像を生成するAIを発表した。既存の映像にテキストや画像を指定すると、新しい映像に変換できるという。 by Will Douglas Heaven2023.02.08 413 19 生成AI(ジェネレーティブAI)のスタートアップ企業であるランウェイ(Runway)は、テキスト入力や参照画像で指定した任意のスタイルを適用して、既存の映像を新しい映像に変換できるAIモデル「Gen-1」を発表した。同社は、2022年に話題となったテキストから画像を生成するモデル「ステーブル・ディフュージョン(Stable Diffusion)」を、スタビリティAI(Stability.AI)と共同開発した企業である。 ランウェイのWebサイトに掲載されているデモリールでは、Gen-1が道行く人々をクレイアニメの

    生成AIが新章突入、Stable Diffusion共同開発元が動画版を発表
  • ロシアを標的とした「抗議ウェア」、オープンソース界に衝撃

    ロシアウクライナ侵攻に抗議する「プロテストウェア」がオープンソース・ソフトウェアの利用者らに衝撃を与えている。少なくとも一つのOSSプロジェクトに、ロシアとベラルーシにあるコンピューターのファイルを消去することを目的とした悪意のあるコードが追加されていた。 by Patrick Howell O'Neill2022.03.25 50 4 ロシアウクライナ侵攻に対する抗議メッセージを表示するよう改変されたオープンソース・ソフトウェア「プロテストウェア(protestware、プロテストは抗議の意味)」の広がりを受けて、ロシア最大の銀行がユーザーにソフトウェアのアップデート中止を呼びかけている。 この記事はマガジン「世界を変える10大技術 2022年版」に収録されています。 マガジンの紹介 プロテストウェアのほとんどは反戦や親ウクライナ派のメッセージを表示するだけで、ユーザーに実害はない。

    ロシアを標的とした「抗議ウェア」、オープンソース界に衝撃
  • 登 大遊「イノベーションは“いんちき遊び”から生まれる」

    「デジタル敗戦」という言葉が確定した事実かのように語られる日のICTの現状に対し、天才プログラマーの登 大遊氏は「あまり心配する必要はない」と話す。日に必要なのは大企業の「遊び」だと言う。 by Yasuhiro Hatabe2021.08.30 1293 782 29 独創的な若きイノベーターを選出する世界的アワード「Innovators Under 35(イノベーターズ・アンダー35)」。その日版「Innovators Under 35 Japan」が今年も開催され、8月31日まで公式サイトで候補者の推薦および応募を受付中だ(人による応募のみ9月7日までに延長)。 このアワードで、「通信」領域の審査員を務める1人が登 大遊氏(36歳)である。登氏は、筑波大学入学時に、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の「未踏ソフトウェア創造事業 未踏ユース部門」に採択され開発したVPNソフ

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  • 猛暑襲来、人間の耐えられる暑さの限度とは?

    気候変動は猛暑を引き起こし、多くの人々の生命を危機に晒している。今後、猛暑の頻度や深刻さはさらに増すことが予想されるため、人間がどれくらいの暑さまで耐えられるのを知ることは重要となっている。 by Casey Crownhart2021.07.14 51 29 9 ここ2週間で米国西部が熱波に見舞われたように、猛暑の頻度や深刻さは気候変動によって増している。気候モデルによっては、来世紀には地球上の広範囲が人間の居住に適さなくなると予想されている。 しかし、居住に適さない場所の定義は具体的な気温で決められるほど単純なものではない。湿度を考慮しても、猛暑で人体が耐えうる限界温度を完全に説明することはできない。許容範囲には個人差があり、温度に対する耐性は変化することもある。地球の気温がジリジリと上昇し、異常気象現象の予測が困難を極める一方で、人体の限界温度とその決定要素を理解することはより重要性

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  • AIはまだ、ヘイトスピーチを見分けるのが苦手=米最新研究

    人工知能による自然言語処理テクノロジーは発展を続けている。だが、AIにヘイトスピーチを検出させる新たな研究結果からは、多くの課題が浮き彫りになった。 by Karen Hao2021.06.09 22 10 9 言語処理AI人工知能技術はここ数年で大きく発展した。しかし実際は、最も基的な応用分野でいまだに悪戦苦闘している。最新の研究で、科学者たちが最先端AIシステム4種類にヘイトスピーチを検出させるテストを実施したところ、4種類すべてのAIシステムが悪質な文章と問題のない文章の識別に苦労していることが明らかになった。4種類のAIシステムは、それぞれ別々の部分で苦労していたという。 とはいえ、この結果は驚くべきものではない。自然言語の微妙なニュアンスを理解するAIを開発することは難しいのだ。この研究結果において重要な点は、研究者たちが問題を精査するために採用した手法だ。彼らはヘイトスピ

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  • 人工知能について、 倫理の次に語られるべきこと ——AIナウ創立者に聞く

    Stop talking about AI ethics. It’s time to talk about power. 人工知能について、 倫理の次に語られるべきこと ——AIナウ創立者に聞く 人々はこれまで人工知能AI)について、あまりに狭く、エンジニアリング的・抽象的な観点から捉えてきた。現実世界に及ぼす影響を考えると、AIは決して中立ではなく、人工的でも知的でもないと、AIナウ研究所の共同創立者であるケイト・クロフォード博士は話す。 by Karen Hao2021.05.06 36 13 22 20世紀初頭、ヨーロッパで一世を風靡したドイツの馬がいた。「クレバー・ハンス(賢いハンス)」と呼ばれていたこの馬は、それまで人間にしかできなかった、さまざまな芸をすることができた。数字を足したり引いたりすることや、時間やカレンダーを読むこと、そしてさらには、単語や文章を綴ることまでできた

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  • AI業界の不都合な真実 ラベル付け作業の底辺競争 フェアトレードは実現するか

    These companies claim to provide “fair-trade” data work. Do they? AI業界の不都合な真実 ラベル付け作業の底辺競争 フェアトレードは実現するか 人工知能AI)サービスを支える大量の訓練用データの作成は、多くの場合、劣悪な条件で働く人々に頼っている。しかし、自らを「インパクト」企業と呼び、訓練用データ作成の作業に従事する労働者に対し、従来より好待遇の労働環境を提供していると主張する企業のグループが登場している。 by Kate Kaye2019.10.04 128 181 39 9 ニューヨーク独特の寒さが厳しいある2月の午後、レオン・キャンベルはマンハッタンのミッドタウンにあるオフィスのデスクに身を潜めた。ゲーム関連のポッドキャストを準備し、ノートパソコンのソフトウェア・プラットフォームを立ち上げると、キャンベルは数時間、

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  • ビル・ゲイツが選んだ、いま読むべき「テクノロジー書」10冊

    読書家としても知られるビル・ゲイツ氏が「2019年版ブレークスルー・テクノロジー10」の選定にあたって参考にしたテクノロジー関連書籍を紹介する。 by Bill Gates2019.05.05 228 49 43 0 何かをより深く知りたくなったとき、私はいつもを手に取る。それが国際保健であれ、量子コンピューティングであれ、あるいは世界史であっても、私は読書から新しいことを学ぶのが好きだ。以下は、今年の「ブレークスルー・テクノロジー10」を選ぶのに役立った、10冊の書籍である。 『Life 3.0』 マックス・テグマーク著 人工知能AI)がどのように世界を形作るのかを議論したいなら、このを読むべきだ。物理学者のテグマークは科学的なアプローチをとり、私たちにあれこれ指図することはしない。その結果書は、AIが形作る世界についてのすばらしい基的な知識を与えてくれる。 『Should W

    ビル・ゲイツが選んだ、いま読むべき「テクノロジー書」10冊
  • アンドリュー・ングが語った、AI導入を成功させる秘訣

    ビジネスへの人工知能AI)の採用に魅力を感じつつ、躊躇している企業は多いのではないだろうか。グーグル・ブレイン(Google Brain)の創設者で、バイドゥの元主任研究員でもあるアンドリュー・ングがちょっとしたアドバイスをくれた。 by Karen Hao2019.04.02 28 15 8 1 もし、あなたがビジネスへの人工知能AI)を採用しようとしつつ、その展望を前に気後れしている企業の幹部だったら、グーグル・ブレイン(Google Brain)の創設者で、バイドゥの元主任研究員でもあるアンドリュー・ングからちょっとしたアドバイスがある。「行動あるのみです」。 ングは、MITテクノロジーレビューが主催する人工知能AI)カンファレンス「 EmTechデジタル(EmTech Digital)」のステージで、次のように言った。「大変な旅になりますが、飛び込むのは難しくありません」。

    アンドリュー・ングが語った、AI導入を成功させる秘訣
  • 欧州の「AI企業」の4割、機械学習を使用せず

    驚くほどの数の企業が、実際には人工知能AI)に投資することのないまま、AI時代の時流に乗ろうとしている。 当なのだろうか? 残念ながらそれは事実のようだ。 ロンドンにある投資会社のMMCベンチャーズは、AIを利用していると主張するヨーロッパの企業2830社を調査した。すると、なんとそのうちの40%にもおよぶ企業が、機械学習をまったく使っていないことが判明した。機械学習はここ数年で学問的にも商業的にも急伸したAIの一分野だ。 そのうちの1社、フィナンシャル・タイムズ(FT)の有料記事で取り上げられたある企業は、「AIの実装を可能にするデータや知識」を収集していると主張していた。これは大いに恥ずべきことである一方で、それほど驚くには値しない。MMCベンチャーズの報告によると、「AIに焦点を合わせた」スタートアップ企業には、平均して15%多くの資金が集まるという。AIの定義を少しばかり拡大解

    欧州の「AI企業」の4割、機械学習を使用せず
  • 機械学習の「限界」を克服 トップ学会で称賛された 新設計のニューラル・ネット

    A radical new neural network design could overcome big challenges in AI 機械学習の「限界」を克服 トップ学会で称賛された 新設計のニューラル・ネット 深層学習ニューラル・ネットワークは、機械学習の分野に大きな進歩をもたらしたが、健康状態の変化などの連続的な過程をモデル化するのには適していない。トロント大学などの研究チームが、この課題を解決した新たな機械学習の設計手法を提案した。 by Karen Hao2018.12.25 394 143 45 2 デイビッド・デュベノー博士が人工知能AI技術の大きな欠点に気付いたのは、医療データに関するプロジェクトに取り組んでいたときだった。 トロント大学のAI研究者であるデュベノー博士は、時間とともに変化する患者の健康状態を予測する深層学習モデルの構築を目指していた。だが医療記

    機械学習の「限界」を克服 トップ学会で称賛された 新設計のニューラル・ネット
  • 量子機械学習の一歩踏み出す、伊チームがパーセプトロン実装に成功

    イタリアのパヴィア大学の研究チームは、IBMの5キュービットの量子プロセッサー上にパーセプトロンを実装し、単純なパターンの初歩的な分類ができることを確認した。その後、IBMは16キュービットの量子プロセッサーをWeb上で利用できるようにしており、量子パーセプトロンの性能が飛躍的に向上するのは時間の問題だ。 by Emerging Technology from the arXiv2018.12.12 294 279 18 0 コンピューティング革命超初期の1958年、米海軍海事技術部(ONR:Office of Naval Research)は記者会見を開き、コーネル航空研究所(Cornell Aeronautical Laboratory)の心理学者フランク・ローゼンブラットが考案した装置を発表した。ローゼンブラットはこの装置をパーセプトロンと呼んだ。ニューヨーク・タイムズ紙はパーセプ

    量子機械学習の一歩踏み出す、伊チームがパーセプトロン実装に成功
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