ブックマーク / eroge-pc.hatenablog.jp (7)

  • なぜ批評は創作物と同等に扱われないかというと - 猫箱ただひとつ

    これの続き。 参照→批評を批評することの必要性(一億総評論家から創作家へ 上記記事で「批評文物にさらに批評が加えられないのは、批評が創作物として認められていないから」だと語りました。 自己の価値観を絶対のものだと信じてやまない安易な規範批評、欠点だけをあげつらう批判、ただの誹謗中傷から、新しい視点を切り開く作品批評……そういった質の高低に限らずあらゆる批評にも来さらなる批評行為がされてもいい思いますが――中にはしている人もいるでしょうが――現状では「創作物」として扱われているコンテンツと比べると無いに等しいでしょう。 いわば批評文物だけ甘やかされている状況です。 なぜ批評文物が創作物と同等に扱われないか で、なぜなのかと考えると単純に「楽しく」ないんだと思います。 ・Aアニメ→Aアニメの批評 こは多くの人がやっていると思います。それはきっとAアニメに「何か語りたくなる」だけのエネルギーが

    なぜ批評は創作物と同等に扱われないかというと - 猫箱ただひとつ
    shigusa_t
    shigusa_t 2016/02/12
    Twitterの社会批評クラスタとかは機能しているし、そういう場を作ることは可能だと思う。ただ、一方的な作品批評が双方向化されてもやっていける図太い人以外は足が遠のきそう。淘汰の結果として全体の質は上がるかも
  • 思い出すだけで良かったのにそれさえも出来ないんでしょ?『すべてがFになる』感想 - 猫箱ただひとつ

    真賀田四季と人格社会(すべてがFになる) 私達は来すでに完了されており"思い出す" だけであらゆる問に対する答えを導けるはずなのだ。 今はわからなくとも過去にもわからなくとも、いつかには到達できる。それは長い年月が経ち何かを得て、何かを知って、何かを聞いたからその答えに辿りつけるのではなくただ思い出しただけと知覚できる人間はどれくらいいるのだろう。「外界」で何かを得たことで手に入れたのではなく、自分の裡にあるセカイに手を突っ込み引きずり出した事に過ぎないと知る者はどれくらいいるのだろう。 「西之園さん、ここではね知りたいことはすぐ目の前で見られるのよ。話したい相手はいつも目の前にいる」 「元々の世界はこうだった。あなたがいる世界はとても不自由なの。たくさんの情報を与えられても全てがすぐに忘れられ失われるしかない」 「でも当は違うのよ」 「西之園さんこちらへいらっしゃる?」 「どうしたの

    思い出すだけで良かったのにそれさえも出来ないんでしょ?『すべてがFになる』感想 - 猫箱ただひとつ
    shigusa_t
    shigusa_t 2016/01/26
  • いつまで作家論なんてやってるの? - 猫箱ただひとつ

    作家論とはなにか 作家論とは、ある著者の作品を複数並べ比較しそこから共通する要素、モチーフ、展開、物語構造を抽出し『式』(アルゴリズム)とでも呼べるようなものを取り出す行為のこと。 あるいはそういった『式』を前提として、現行作品はその『式』を「否定した」「発展させた」「使わなかった」「乗り越えた」という論旨になるものだと言っていいでしょう。 例えば、虚淵玄ならば『Phantom』『沙耶の唄』『Fate/Zero』3作品から「不幸のエントロピー」「絶望を描く」という『式』を抽出し、『まどか☆マギカ』ではそれらを打ち破った/乗り越えたというお話になるかもしれませんし、もしくはそういう話でまどマギを捉えようとする事になる。 こういう作家論が必要な人にとっては、アルゴリズム化で数多の物語を連関させて見るのが楽しく時に得難い快楽をもたらすのでしょうが、これは物語を退屈に見る方法と紙一重であり毒を飲み

    いつまで作家論なんてやってるの? - 猫箱ただひとつ
    shigusa_t
    shigusa_t 2015/12/31
  • 泣きじゃくりながら問いかけた彼女に精一杯の答えを(僕は友達が少ない10巻感想) - 猫箱ただひとつ

    *10巻ネタバレ注意 三日月夜空の問いかけ 体育館。逆恨みする女子。キレてしまった柏崎星奈。浴びせられる暴言と中傷に耐え切れなくなった逆恨みをしていた子は泣き出し、遠巻きに見ていた群衆は怒り始める。 そして放たれる一言。 「――あの人、友達いないんじゃないの?」 誰かが放った何気ない一言。 恐らくは発した人もなんとなく言っただけで、効果があるなんてまったく想像もしなかったであろうその言葉。 しかしそれは――完璧超人柏崎星奈の、唯一にして最大の弱点だった。 星奈の身体がびくんと震え、かあっと羞恥に頬が染まり、傍目にもわかるほどの動揺が浮かぶ。 「え、あ、な、あ、う……」 さっきは流れるように罵倒を発していた口は、ぱくぱくと動くだけで意味のある言葉が出てこない。 「え、えっ? もしかして……図星!?」 どっと笑いが――嘲笑が起きる。 「え、マジで友達いねえの?」「そりゃあんな性格ブスじゃあな

    泣きじゃくりながら問いかけた彼女に精一杯の答えを(僕は友達が少ない10巻感想) - 猫箱ただひとつ
    shigusa_t
    shigusa_t 2015/12/17
  • 『僕は友達が少ない』柏崎星奈がギャルゲーへ傾倒する理由が友だち探しの一環であるならば、なぜ百合ゲーはプレイしないのだろ? - 猫箱ただひとつ

    はがない×星奈×ギャルゲー 『僕は友達が少ない』8巻と9巻の間にある『Connect』を読むまでずいぶん間が空いてしまい、柏崎星奈がギャルゲーへ傾倒する理由をすっかり忘れてしまっていた。 なぜ彼女はギャルゲーに夢中になったんだっっけな。 簡単に思いつくものとしては、可愛い女の子を愛でたい、見たい、舐めまわしたい、重厚な物語を読みたいべたい飲みつくしたいだろうか。要するに「楽しい」から隣人部でいつもプレイしているだろうか。 いや、なんか、違うな……と思ってたらこの疑問に『Connect』は答えてくれた。(太字は筆者がつけた) 星奈が欲している友達というのは、星奈が魅力を感じるほどハイスペックで、彼女のありのままを受入れた上で仲良くしてくれる天使のような性格を併せ持つ人間らしい。 たしかに、まったく無理せずありのままで付き合えるならそれに越したことはないだろうが、そんな友達関係など滅多にない

    『僕は友達が少ない』柏崎星奈がギャルゲーへ傾倒する理由が友だち探しの一環であるならば、なぜ百合ゲーはプレイしないのだろ? - 猫箱ただひとつ
    shigusa_t
    shigusa_t 2015/12/11
  • 「あの人可哀想だよね」という言葉の持つ卑しさ - 猫箱ただひとつ

    「あの人…可哀想…」 今までずっと引っかかってた。他者を哀れんでいるテメエは一体何様で偉いなのかていうかその上から目線の口ぶりがむかつくしその言葉を贈られたら人が喜ぶとでも思っているのか思っていると思っているならば余程お花畑で残念な脳みそなんだろうなおいというな勢いで引っかかってた。 あの人可哀想―――なんて言われて人がどういう気持ちを抱くか気で分からないのだとしたらもう最悪だ。サナトリウムでもぶちこんでその腐った心身を静養するしかあるまい。相手の感情を蔑ろにしてまでその言葉は投げかけるべきなのか、周囲に漏らす必要があるのか、それとも自分の感情が絶対だと思っているのだろうか? だとしたら決断基準が狂っているとしか思えない。憐憫と同情とないまぜにした弩級のクソを相手に投げつけていることを分かっていないのだろう。 例え言及相手がいない飲みの席だろうが休憩談話だろうが何だろうが「あいつは可

    「あの人可哀想だよね」という言葉の持つ卑しさ - 猫箱ただひとつ
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    shigusa_t 2015/12/07
  • わたしが好きな129エントリーを紹介します - 猫箱ただひとつ

    ■はじめに。 この記事を書こうと思ったのは、以下を再読し熱が再燃したからです。 (太字は私がつけました) 私はひとつの問題提起をしたい。 個人個人で、観測している範囲は違うし、求めているものは違う、だからこそ観測範囲はひとりひとり違う。だけど、その観測しているものが、多分、殆ど共有されていないのではないか。これは私自身にも言える。私も、RSSリーダーに登録しているアニメ感想・考察系ブログは30ぐらいありますが、それはブログにリンク集として貼ってないし、あんまり表立って紹介したりしません。 だけど、実は、そういった情報というのは、もっと共有されるべきなのかもしれないと思ったりするんです。まぁ、今回karimiさんの記事を読むまで、そういう思いにあまり至らなかった私もどうなのか、という話はありますが。 ――アニメ考察記事が減ってきているのではなく、目立っていないだけだと思う、とかそんな話 -

    わたしが好きな129エントリーを紹介します - 猫箱ただひとつ
    shigusa_t
    shigusa_t 2015/11/23
    こういうの大事だなあと思う。
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