【AFP=時事】8月25日に死去したジョン・マケイン(John McCain)米上院議員の追悼式典が31日、首都ワシントンの連邦議会議事堂で開かれた。同氏の死を悼む参列者の中には、マケイン氏の波乱に満ちた人生を共に生き抜いてきた女性の姿もあった――106歳になる母親のロベルタ(Roberta McCain)さんだ。 【関連写真】ひつぎの前に進み出たロベルタさん 脳腫瘍(のうしゅよう)と診断され、約1年にわたる闘病の末に81歳で死去したマケイン氏は、ベトナム戦争(Vietnam War)中に戦闘機を撃墜され、5年にわたって捕虜となった。それから半世紀余りを経て行われた同氏の追悼式典で、ロベルタさんは毅然(きぜん)としたたたずまいを見せた。 水玉模様があしらわれたシースルーのブラウスを羽織り、車いすに乗って連邦議会議事堂の円形広間(ロタンダ)に現れたロベルタさんは、終始気丈さを保ち、涙を流す孫
東日本大震災からの復興を目指す三陸の浜が、深刻な漁業不振にあえいでいる。主力魚種の記録的不漁に貝毒禍が養殖漁業を襲う。活気が失われていく浜で今、何が起きているのか。東北有数の水産基地・大船渡から報告する。(大船渡支局・坂井直人) 【グラフ】大船渡市魚市場の総水揚げ量と1kg当たりの平均単価
熊本地震から3カ月。熊本市出身、NHKの武田真一アナウンサー(48)は、発生直後から被害や復旧・復興の状況を日々のニュースで伝える一方、特集番組で故郷への思いもにじませてきた。武田アナに、当時の思いや災害報道におけるアナウンサーの責任について聞いた。(三品貴志) 〈武田アナは本震のあった4月16日夜の「NHKスペシャル」で、「熊本県は私のふるさとです。ふるさとを思うと、胸が締め付けられます」と心情を吐露。番組終盤では「この災害を乗り越えましょう」と現地に呼びかけた〉 私たちはあの番組を放送するにあたり、「被災した方々の状況を代弁し、日本全国にその声を届けたい」というメッセージを込めた方がいいと考えました。番組・キャスターとしての立ち位置を鮮明にするために、ああしたことを申し上げました。 NHKでは東日本大震災以降、災害時、視聴者にどのような呼びかけをしたらいいか、検討を続けてきました
インターネット上で不謹慎な書き込みや違法行為を見せびらかし、猛烈な非難を受ける「炎上事件」が後を絶ちません。あまたの事件を分析し、学生や企業向けに炎上を起こさない方法を教えているプロがいます。年300回を超える講演をしている、IT大手グリーの小木曽健さん(43)です。「炎上で人生を無駄にする若者をゼロにしたい」といいます。(withnews編集部、信原一貴) 【画像特集】ネット炎上の怖さ、防ぎ方……説得力抜群のスライド 今年4月、東京都立工芸高校(文京区)の大教室に、1年生約90人が集まりました。小木曽さんは、ショッキングな言葉から講演を始めます。 「皆さんの中に今後、ネットで失敗して人生を駄目にする人が一人か二人います。私が話をすることで、この人数をゼロにします。それが、私の仕事です」 スクリーンに東京・渋谷のスクランブル交差点の写真が映りました。真ん中で少女が、名前や携帯番号を書い
宮城県石巻市大川小の津波災害を巡る訴訟で、男性教務主任の証人尋問が退けられた21日、原告団長の今野浩行さん(54)ら児童の遺族5人が閉廷後、仙台市内で記者会見した。遺族らは「残念だが諦めない。一人の人間として真実を話してほしい」と訴えた。 【大川小訴訟】双方の主張と争点 遺族側は教務主任の尋問を「児童の最期を究明する唯一の手段」とし、実施を要望してきた。3年だった一人息子の健太君=当時(9)=が犠牲となった佐藤美広さん(55)は「私たちの前で素直な気持ちを聞かせてほしい」と願う。 被告の市側によると、教務主任は震災後に心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症し、治療を受けているという。「彼が心を病んでいる最大の原因は真実を語っていないことだ」。3年だった長女未捺さん=当時(9)=を亡くした只野英昭さん(44)は、こう指摘した。 当時5年の長男哲也さん(16)は巨大地震の後、約50分間校庭に
政府・与党は27日、2016年度税制改正で、通勤手当の所得税の非課税限度額を、現行の月10万円から15万円まで引き上げる方針を固めた。 新幹線通勤者などが増えていることに配慮した。また、国税をクレジットカードで納付できる仕組みを創設する。 通勤手当の非課税限度額は1998年度に月5万円から10万円に引き上げられて以来、据え置かれている。ここ数年、新幹線で東海、東北地方などから首都圏に遠距離通勤する人が増えた上、消費税増税もあって通勤費は上昇傾向にある。そこで、公共交通機関の定期券代や、有料道路の料金に応じた通勤手当を月15万円まで非課税とする。この場合、新幹線だと東京、新大阪駅から200キロ圏が対象になり、例えば、東京からだと静岡駅、新大阪からだと岡山駅までは含まれるという。 国税のクレジットカード納付制度は、17年1月4日から施行する。国税庁のホームページなどを通し、インターネット
観梅客らでにぎわう偕楽園近くの常磐神社(水戸市常磐町)で6日、全国の梅酒の飲み比べなどが楽しめる「全国梅酒まつり」が始まった。8日まで。 イベントは東日本大震災からの復興を掲げて平成25年に「梅酒大会」として始まり、今年で3回目。会場では、30分間で全国150種類の梅酒を好きなだけ試飲できる。梅酒とすしなどの料理を組み合わせた飲食コーナーもあり、プロのバーテンダーが梅酒を使って作る「黄門様」「助さん」「格さん」などのカクテルも楽しめる。 市内の販売業の女性(38)は「梅酒の新しい楽しみ方を発見できた。友達も連れてまた来たい」と話していた。 飲み比べが楽しめるチケットは当日600円、複数のコーナーが楽しめる共通チケットは当日1800円。開催時間は午前10時〜午後4時(8日は3時)。
環境省は4日、2013年度の国内の温室効果ガス排出量(速報値)が前年度比1.6%増の13億9500万トンと、1990年度以降で過去最大になったと発表した。東京電力福島第1原発事故後、火力発電の利用が増えたことが最大の原因と説明している。 【写真特集】刻一刻と進む地球温暖化(2008年1月掲載) 08年のリーマン・ショック後の景気低迷で大きく減ったが、10年度以降は増加傾向が続いている。政府は「20年度までに原発ゼロでも05年度比3.8%減(約13億2470万トン)」との目標を掲げるが、その達成が危ぶまれる。同省は、福島事故前の10年度と同じ原発比率だったと仮定した場合の総排出量は、1億4700万トン減の12億4800万トンにとどまるとの試算も示した。しかし、事故前の規模の原発再稼働は現実的ではなく、同省の担当者は「徹底した省エネや再生可能エネルギーの最大限の導入が必要」と話している。
関東で震度5弱 茨城南部は「地震の巣」 気象庁、崖崩れに注意呼びかけ 産経新聞 9月16日(火)15時28分配信 気象庁は16日、茨城県南部を震源とする最大震度5弱を観測した地震について緊急記者会見を開き、長谷川洋平・地震津波監視課長が「今後2、3日の間は震度3、4の余震に注意が必要。地盤が緩んでいる場所では落石や崖崩れも起こりやすくなっている恐れがある」と警戒を呼びかけた。 気象庁によると、震源の深さは47キロ。岩盤が両側から押され、上下斜めにずれる「逆断層型」の地震だった。マグニチュード(M)は5.6で、最大震度5弱を栃木県佐野市など計15市区町村で観測した。 震源の西側に位置する群馬県南東部や埼玉県北部などで強い揺れが観測され、長谷川課長は「(強い揺れは)利根川流域など河川による堆積作用でできた場所であることが影響した可能性がある」と説明した。 震源の茨城県南部は「地震の巣」(
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