AV業界で働くということ 2017.01.16 公開 ポスト 後編 「AV女優」は「転落の象徴」か、「華やかな存在」か中村淳彦/アケミン AV出演強要問題がくすぶり続けるAV業界だが、立て続けにAV女優の生き様にまつわる本が出版される。1月12日発売のアケミン著『うちの娘はAV女優です』(幻冬舎)と、1月18日発売の中村淳彦著『名前のない女たち 貧困AV嬢の独白』(宝島社)だ。それぞれまったく違う個性で活躍するライターの二人は、AV業界、AV女優をどう見てきたのだろうか? 後編はふたりの考え方の違いがより際立ちます。 (撮影 菊岡俊子) 『うちの娘はAV女優です』登場女優は、上位5%のエリート層 アケミン 『うちの娘はAV女優です』と『名前のない女たち』には、女優さんが共通して登場しています。私が面白かったのは同じ女優を扱っていても中村さんと私とでは描き方が違っていたことです。 たとえば、