TSKaigi 2024 のスライドです
現在、TypeScriptの重要性は、フロントエンド開発を中心としてますます増すばかりであります。それだけに、TypeScriptをどのように使うべきかという問題については多様な意見が見られます。 これまで筆者はTypeScriptの使い方に、特にコンパイラオプションの使い方について意見を散発的に発信してきましたが、このたび記事にまとめました。この記事では、特に次のような意見に対しての反対意見を述べます。 厳しいコンパイラオプションは型パズル愛好者のためのものであり、普通の人は細かいことを気にせず緩い設定でよい。熟練のJavaScript使いにはTypeScriptは必要ない。例え話最近はTypeScriptを補助輪に例えたりするのが流行っていますので、この記事でも例え話をしてみます。筆者の考えでは、TypeScriptというのは例えるならば料理人が使う包丁のようなものです。コンパイラオプ
2019年頭より少しずつ書いていたTypeScriptの教育コンテンツをクリエイティブ・コモンズ4.0の表示 - 継承 (CC BY-SA 4.0)で公開します。といっても完成版ではなく、アーリーアクセス版のような品質であることをご了承ください。 仕事ですぐに使えるTypeScript Web版に加えてPDF版もダウンロード可能です。 そもそもこの資料を書き始めたきっかけですが、フューチャーのようなB2Bな会社であっても、最近はフロントエンドの比重が高まっているところから出発しています。僕もフューチャーに転職後からReactでがっつり1年以上の案件をやったり、半年ぐらいのAngular案件をやったりしています。会社としてはVue.jsを推しています。グループ会社の東京カレンダーはReactを使っていたりもします。要件に合わせていろいろですね。B2B2Cな案件も多いですし、お客様の求めるUX
TypeScriptは型がついたJavaScriptです。プログラミングにおいて型があることの恩恵は大きく、近頃AltJSの代表格として人気を集めています。TypeScriptはもともと型のないJavaScriptで書かれるコードに型を付けることを使命としていることもあり、たまに変な型が追加されます。例えばTypeScript2.8で追加されたconditional typesはずいぶん注目を集めました。これによってTypeScriptの型システムの表現力が広がりましたが、一方でTypeScriptを書いている人の中には、よく分からない型が増えてついて行けない、一部の人たちが長くてよく分からない型定義を書いて喜んでいるだけと思っている方もいるのではないでしょうか。実際、健全にJavaScriptを書いていれば、自分でそのような変な型を書くことはあまり多くありません。 そこで、この記事ではT
こんにちは、アプリケーションエンジニアの id:nanto_vi です。先日行われた Hatena Engineer Seminar #4 で、「TypeScript で実現する MVP アーキテクチャパターン」と題する発表を行いました。当日は皆様ご清聴いただき、また懇親会でも活発な質疑をいただきありがとうございました。 内容としては、TypeScript を用いたクライアントサイド Web プログラミングの話、及び既存の JavaScript フレームワークを採用せず、MVP (Model-View-Presenter) アーキテクチャパターンにのっとり開発を進めた事例の紹介となります。以下に発表資料を加筆修正して公開するのでご参照ください。 自己紹介 id:nanto_vi (外山真) アプリケーションエンジニア JavaScript、Perl アジェンダ 少年ジャンプルーキーでの T
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