2020年の世界の株式市場は、波乱の幕開けになるかと思われたが緊迫化したアメリカ・イラン情勢が一服。その後の米中貿易協定の第1段階合意などを経て上昇基調が続き、アメリカ、ヨーロッパの主要株価指数は1月中旬に史上最高値を更新した。年初に大幅安で始まった日本株市場も落ち着き、日経平均株価は昨年12月中旬とほぼ同水準の2万4000円付近で推移している(1月22日の終値は2万4031円)。 2020年の「日本株の逆襲」はあるのか? 日本株の値動きは、アメリカを中心とした海外株の動向次第となっている。こうした中で、2020年末までの株式市場を考えると、アメリカ株の高値更新が続き割高感が意識され、一方出遅れている日本株にむしろ上昇余地が期待できるとの、一部の市場関係者の見方を聞いた。2018、19年と2年連続で、日本株が、アメリカ株を大きくアンダーパフォームしたため、割安に見えることは確かである。 2
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