「日本の政治は機能していない」。大阪府の橋下徹知事は2日午後、内閣不信任案の採決や菅直人首相の辞任表明で混乱する国政について、報道陣の取材に「首相を選ぶ人事権を国会議員に委ねるのは、もうやめた方がいい」と語った。 橋下氏は、国民が首相を直接選ぶ公選制が持論。「一定のルールの中で、ある種の独裁で物事が進められるような形を作らないといけない」「議院内閣制は独裁は防げるかもしれないが、リーダーシップを発揮できない」とも述べた。 また、全国知事会長の山田啓二・京都府知事は「大災害の復興に国民が全力を挙げて取り組んでいる時に政治的空白を作らないでほしい」と批判した。