漫画家・沖田✕華さん×ルポライター・杉山春さん 対談(後編) 発達障害で、看護婦から風俗嬢へ 『透明なゆりかご』作者が明かす半生 漫画家・沖田✕華さんと、ルポライター杉山春さんによる「母性とは何か」をテーマにした対談の後編。 中絶や流産の苦しみ、虐待の実態など、産婦人科で経験した日々を元にした漫画『透明なゆりかご』を描いた沖田さんは、幼い頃に発達障害と診断され、看護師から風俗嬢になった過去を持つ。後編では、杉山さんが沖田さんの過去と現在を聞く。 【前編はこちら】ひとりで中絶後「あめを2つ舐めたら帰って」 産婦人科の知られざる実態 【中編はこちら】虐待しても、良いお母さんでいたい気持ちは強かった―母性とは何なのか? ADHD、発達障害と知ったきっかけ 杉山春さん(以下、杉山):沖田さんが発達障害というのはいつわかったのですか? 沖田✕華さん(以下、沖田):子どものころに診断を受けたんです。あ
年間約300人が4年間―。異常とも言える感染拡大が、大阪で起きていた。原因は、性の乱れか、はたまたあのハリウッドスターか?「関係ない」では済まされない、感染の現実をレポートする。 日本エイズ学会での最新発表を受け、いま、大阪が揺れている。 日本エイズ学会とは、HIV感染およびエイズの発症について研究を行っている、国内最大の学術団体。'87年に第1回の学術集会が開かれて以来、毎年、日本全国のエイズ研究の権威が集まり、革新的な研究結果を公表・議論している。 その伝統ある日本エイズ学会が11月30日に東京で行った第29回の学術集会。そこで、こう発表されたのだ。 大阪府でHIV(エイズウイルス)感染者が激増―。 この衝撃的な研究結果をまとめた、慶応大学医学部専任講師の加藤真吾氏が語る。 「厚生労働省のエイズ動向委員会の調査によると、国内のエイズウイルス感染者と、感染した後にエイズを発症し
大森望(とそれを敵視する人々)についてぼくが知っていた二、 三のこと:1980 年代からの遺恨とは (v.1.3) 山形浩生 * † 2015 年 12 月 21 日 概要 2014 年春に大森望が、SF 作家協会への入会を否決されたのは、 『オルタカルチャー日本版』に掲載され たセクハラと称される替え歌作成への関与を一部の人が確信しているからとも言われる。実際にはそうした 関与を裏付ける証拠はない。だがそうした人々の確信の背景には、かつて巽孝之が大森望のある文章にプラ イドを傷つけられたことがあるとされる。ではそのプライド損傷はどのように発生したのか? 本稿は、1980 年代の巽・岡本『一九八四年』論争と、大森・永瀬サイバーパンク論争をふりかえりつつ、 今日のわだかまりに到る道筋を山形なりに検討する。その直接の原因は、山形が知る限りたったひと言では あった。でもその背後には、1980 年
1年を振り返るこの時期、恒例の流行語大賞が発表され、大賞には「爆買い」と「トリプルスリー」が選ばれたが、一方で「アベ政治を許さない」「SEALDs」といった安全保障法案関連の言葉も目立った。 その安保法案は今年9月、強行採決され成立した。日本は集団的自衛権を行使しうる国になったわけだが、一連の法案審理の過程でまったく議論されなかった問題がある。「二重国籍者」と「偽装日本人」の問題だ。 一般にはあまり知られていないが、日本の国籍と他国の国籍を同時に持っている、いわゆる二重国籍者の数は、推定で40~50万人と言われ、年々増加の一途をたどっている。 もしも海外の紛争地帯で取り残され、救出が必要な人物が、日本国籍と敵国の両方の国籍を持っていた場合、この人物を「邦人」として救出するために、日本は集団的自衛権を発動するのだろうか。外国から攻撃を受けているアメリカの艦隊に、日本に生活基盤がない日米二重国
まず訳文だが、主人公の一人称が「ぼく」では、新兵だった時はまだしも、一人前の職業軍人になっていく過程の重みを最後まで支えきれていないと思った。会話部分でも基本的に「ぼく」で通しているので、なおさらそう感じるのだろう。 旧訳は一人称を単純に「おれ」としているのではない。確かに地の文はすべて「おれ」だが、会話の中では相手や状況によって「ぼく」「おれ」「自分」と使い分けている。旧訳の方が芸が細やかだ。 原文のapesを新訳は「エイプども」としているが、日本語として定着している言葉とは思えず、旧訳の「モンキー野郎」のほうが個人的にはしっくりくる。 カタカナ語といえば、「交互前進」にわざわざ「リープフロッグ」とふりがなをつけている。必然性があるのかと思ったが、旧訳を見ると「蛙飛び」となっていて誤訳くさく、ルビで原語leapfrogがわかるようにしたのはわざとだろうか、と考えるのは意地悪い見方か。 旧
「世界一のためなら害があると分かっていても」 選手、コーチ、医師、検査機関――。ロシア陸上界の組織ぐるみのドーピングは、改めて問題の根深さを浮き彫りにした。思い起こせば、世界を震撼(しんかん)させる形でドーピングの問題を知らしめたのは、1988年ソウル五輪のベン・ジョンソン選手だった。あれから27年、いつまでもなくならないドーピング事情について語った。 《1988年9月24日、ソウ… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事です。
Bigfacebox 顔が大きくなる箱。MakerFaireなどで展示しました。作り方も公開しています。 地味ハロウィン 地味な仮想限定のハロウィンを2014年から開催しています。 ▲避難訓練の負傷者役 出版 サイトをもとにした本から書き下ろし、売れてる本からそうでもない本まで手広く出しております。 1971年 東京都練馬区生まれ。デイリーポータルZ株式会社代表。 1996年から東京トイレマップ、webやぎの目などの個人サイトを作り始める。1999年にサイトを元にした「死ぬかと思った」を出版。以降、執筆、イベントの活動が増えていくる。 2002年 デイリーポータルZを立ち上げる。以来ずっとサイトで執筆、編集を行う。2023年デイリーポータルZ株式会社を設立し、2024年からデイリーポータルZを承継。 ネットでの活動のほか、「地味ハロウィン」などのリアルのイベントも主催。 好きな食べ物はホタ
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