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2007年3月8日のブックマーク (2件)

  • 『日本SF論争史』巽孝之編 - ゼロセットの日記とか

    人によるSF評論のアンソロジーだが、論争に関わった論文だけを集め、そこからSF歴史を俯瞰する、という方針で編集されている。評論集でありながら、日SF大賞を受賞した大作(値段も5000円超!)。年代も発表媒体もバラバラな論考が集められているものの、様々な論者によって小松左京、ハインライン、そして安部公房への評価が繰り返しリフレインされ、全体を通す芯のようになっているのが面白い。 それにしても、ここまで自らの定義について議論を繰り返してきたジャンル文学というのは、他に無いかも知れない。まさに論争がSFを育んだ、というところか。ただ正直な所、今の自分の意識としてはこの自意識過剰ぶりが、ちょっとうっとおしい。ニューウエーブ論争あたりは特にそう感じるのだが、これらの論文がかもし出してる「雰囲気」に、とても辛いものを感じてしまう。個々の作品やニューウェーブ運動総体の成果としては評価するのだけれ

    『日本SF論争史』巽孝之編 - ゼロセットの日記とか
    shinimai
    shinimai 2007/03/08
    文学のジャンル論として気になる
  • 「おふくろさん」の同一性は森進一の歌い方にこそある - in between days

    日ごろワイドショーとか週刊誌とかほとんど見ないんでいざこざのディテールはよくわかってなかったんだけど、なんか上の件でいろいろ検索したりしてたら森進一が「ぼくの『おふくろさん』ですからねえ」って言ったことで火に油を注いだみたいですね。 川内康範 - Wikipedia でも「森進一の『おふくろさん』」ってのはもうそれそのとおりじゃね? それに意義を唱えるひとっているのかな? たとえば日中のひとに「ちょっと『おふくろさん』を歌ってみてください」ってきいてみるとするじゃないですか。 そうするともうみんな必ずといって、わざわざちょっと困ったような顔つきをつくって、顔を微妙に上下に揺らしながら「あ゛ふ゛ふ゛と゛ぉぉぉあ゛んお゛ぉぉぉぉ」って絞り出すようなうめき声をあげるに決まっるわけですよ。「おふくろさん」って曲と「森進一の顔つき」とか「森進一のカスレ声」ってのは不可分に結びついちゃってるわけで、

    「おふくろさん」の同一性は森進一の歌い方にこそある - in between days
    shinimai
    shinimai 2007/03/08
    演歌はやっぱパフォーマンス自体が作品として同定されるのが一般的な感覚ではあるけど、作詞、作曲者は必ずしもそうは捉えないでしょうね。