ネット中毒諸君、軍隊で鍛えよ 中国 訓練で「治療」(朝日新聞) 中国でオンラインゲームやチャットにおぼれる「ネット中毒」の少年たちの増加が深刻な社会問題となっている。北京には少年たちを軍事訓練で矯正する全国初の治療施設がある。少年たちの多くが生活の規律を取り戻すことで中毒を克服するというが、ネット中毒の原因は社会や家庭の方が大きいとして軍事訓練を疑問視する声もある。 北京南郊にある中国人民解放軍の新兵教育施設。正門脇で兵士が銃を手に厳しい視線を送る。 「話をするな」「頭をまっすぐ上げろ」。訓練場で教官の指示が飛ぶ。迷彩服や軍服姿の若者が整列して白い息を吐きながら、歩行や直立姿勢の練習を繰り返す。 訓練を受けるのは「ネット中毒」で学校に行けなくなった少年たち。軍施設内にあるネット中毒治療施設「青少年心理成長基地」の入所者だ。軍病院の付属機関で、05年3月に専門治療機関として開設された。最大の