今週の『ここで会ったが木曜日』は、NHK大河ドラマ〝麒麟がくる〟放送開始特別企画という名の、ちゃっかり便乗企画として『もう一つの本能寺の変の話』をお送りする。 この物語は、いわゆる〝本能寺の変にまつわる三大ミステリー〟と呼ばれるものがなぜ起きたのかを、筆者が強引に考えた末に生まれた物語である。 なぜ明智くんは無謀な謀反を働き、あっさり殺されたのか。 なぜ秀吉くんは、中国大返しを滞りなく速やかに実行出来たのか。 そして、織田さんの遺体はどこに消え去ってしまったのか。 尚、この物語は上記のミステリーを解明することのみに主眼を置いた話であるので、歴史上の矛盾点などはご了承下され。 てへぺろで御座候。 では。 時は天正六年、本能寺の変が起こるおよそ四年前。 しんしんと雪の降り積もる、音の無い静かな新月の夜。 後に天下人となる豊臣秀吉こと羽柴秀吉は、護衛の家臣も付けずに没した寺の境内で人知れず一人の
![もう一つの本能寺の変の話−大河ドラマ『麒麟がくる』放送開始特別企画 - ここで会ったが木曜日](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/dae1d84a276c1fd7a2ec4ce4c5ef6e4e74287d21/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn-ak.f.st-hatena.com%2Fimages%2Ffotolife%2Fk%2Fkokomokumoritake%2F20200123%2F20200123112530.jpg)