自前主義に変化も ITmedia 日本のシステムとグローバルのシステムはどのように関係づけられていますか。 大西 グローバルシステムの中心は部品表です。部品表が生産における血管と血液のような役割を果たしているわけです。その周りに、GSCM(Global SCM)というものがあり、その一環に、GALC(Global Assembly Line Control)があります。GALCは生産のラインコントロールという意味では、最も標準的なシステムといえます。 グローバルに標準化する生産系システムと対局にあるのが販売システムです。これは地域によって販売の仕方や用語が違うこともあり、ローカルのシステムが残っています。例えば、受注という言葉の概念も、国によって違います。クルマを受注する際に、中間業者が数社も入る国があります。結果として「納期」も、各国で定義が異なることになるため、標準化が難しくなっていま
![トヨタの「自前主義」に微妙な変化――情シスを統括する大西常務](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7e51372d18138e90ed2c8d95d693065718b5e361/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fimages%2Flogo%2F1200x630_500x500_enterprise.gif)