女の子と一緒にクリスマスリースを作る「京王ジュニアプラッツ」烏山教室の河村いずみ施設長(左)=東京都世田谷区(竹岡伸晃撮影)(写真:産経新聞) 小学生を放課後や休暇中に預かる「学童保育」事業に、鉄道会社や大手塾などの民間企業が続々と参入している。不況などの影響で共働き世帯が増える中、今後、ニーズが高まるとみているためだ。各社は立地の良さや保育時間の長さ、教育内容などをアピールし、利用者獲得に力を入れている。(竹岡伸晃) ◆夜9時まで延長も 「今日はクリスマス用のリースを作ります。公園で拾ってきた木の実できれいに飾り付けましょう」 京王電鉄(東京都多摩市)の学童保育施設「京王ジュニアプラッツ」烏山教室(世田谷区)。京王線千歳烏山駅から徒歩2分の施設では、施設長の河村いずみさんと一緒に、小学1年生の女の子が熱心に手を動かしていた。 同社は7月、学童保育事業を始めた。沿線に共働き家庭が増