山形県で出土した、縄文時代中期の女性の土偶。造形に優れ、学術的価値が高い=文化庁提供博物館網走監獄庁舎。正面の切り妻破風に半円アーチを構える。外壁は板張りペンキ塗りでモダンなデザインだ=文化庁提供京都の寺から明治時代に、大分県の安国寺にもたらされた、木造足利尊氏坐像。尊氏の彫刻として最も古いとされる=文化庁提供 文化審議会は20日、京都府の清浄華院(しょうじょうけいん)が所蔵する中国・南宋時代に活躍した画僧普悦作の仏教絵画「絹本著色(けんぽんちゃくしょく)阿弥陀三尊像」と山形県西ノ前遺跡から出土し、造形が特に優れている縄文時代の「土偶」を国宝に、19世紀後半に日本がメートル条約に加盟した際に分配された「メートル条約並度量衡法関係原器」、京都市の寺が所有する石田三成の父を描いた「絹本著色石田正継像」、1907年に京都の寺から大分県の安国寺に渡った「足利尊氏坐像」など46件の美術工芸品を重要