芸能界でも加藤茶やラサール石井、堺正章などの年の差婚がブームになったが、少女マンガにおいてもその傾向は現れているようだ。30代と50代の恋愛を描いた『娚の一生』(西 炯子/小学館)でもその年の差が話題になったが、こちらはどちらも成人した大人同士。中には、もっとすごい年の差カップルがいるのだ。 元記事はこちら まず明治時代の年の差恋愛を描いた『明治緋色綺譚』(リカチ/講談社)。遊郭に売られていた10歳くらいの少女・鈴を呉服屋の若き青年御曹司・津軽が身請けしたことから2人の関係は始まる。 鈴が自分を助け出してくれた津軽のことが気になるのは当然だが、津軽の方は最初に「そういうシュミはないよ」ときっぱり言っていた。しかし、無自覚とはいえわざわざ実家にまで戻って髪飾りを探し、鈴の頭につけて「うん 思ったとおりカワイイ」なんて言うのは反則だ。それでは鈴が意識してしまうのも仕方がない。津軽に恋する鈴は、