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ブックマーク / rengejibu.hatenablog.com (12)

  • 2013-01-11

    祈りよ力となれ――リーマ・ボウイー自伝 作者: リーマ・ボウイー,キャロル・ミザーズ,東方雅美出版社/メーカー: 英治出版発売日: 2012/09/18メディア: 単行 クリック: 29回この商品を含むブログ (3件) を見る このにもそういった、アフリカのひどい話が描かれている。そしてこのは、それを終わらせるべく、立ちあがった女性達を率いたリーダーの半生だ。リーマ・ボウイさん、書執筆時点でまだ30代。 著者は中流家庭出身で、内戦がなければ、普通に大学へ進学し、希望通り、医師になっていただろう。大使館勤務だった父親は、娘がひとかどの人物になることを望んでいた。 著者のリーマさんが立ち上がり、男たちに戦争をやめさせる勇気をもっていたことも、結果的にノーベル平和賞を受賞したこともすごいのだけれど、私が一番心を動かされたのはその部分ではない。それだけだったら、他のあまたある「途上国の偉人

    2013-01-11
  • 2012-11-23

    プリンセス願望には危険がいっぱい 作者: ペギーオレンスタイン,日向やよい出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2012/10/26メディア: 単行購入: 8人 クリック: 167回この商品を含むブログ (1件) を見る 息子が産まれた時から夫婦で同じように育児に関わってきて、年と共に彼が「男の子っぽく」なっていくのを、面白く眺めてきた。息子は最近、ウルトラセブンが大好きで…ではなく、自分のことをウルトラセブンだと信じている。そんな息子のお気に入りの遊びは「ダンとアンヌごっこ」。自分はモロボシダン役、そしてママ(私)にアンヌ隊員役をやらせて会話を楽しむ。例えば、 息子「みんな、洞窟に行くぞ!…ねえママ『洞窟は怖いわ』って言って。」 私「洞窟は怖いわ…」(←60年代の女らしい女性というコスプレ気分) 息子「大丈夫だ。他にもたくさん男がついているから!」 これは違うだろう、と思った私は

    2012-11-23
  • 2012-01-08

    当に生きた日 (新潮文庫) 作者: 城山三郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2008/03/28メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 35回この商品を含むブログ (1件) を見る 主人公は38歳の平凡な主婦、2児の母で夫は単身赴任中。友人の強引な誘いで働き始め、社会の仕組みを知り、家庭の大切さにあらためて気づきます。 書を手に取ったきっかけは、私と同世代の女性がツイッターで紹介していたため。実を言うと、「ビジネスマンに人気の男性作家が女を描くと、どれくらいピント外れか見てやろう」という意地悪な動機でアマゾンの購入ボタンを押しました。 予想は良い意味で裏切られました。確かに主人公は、私から見るとだいぶ保守的です。家事や育児を丁寧にとりおこなう、良きにして良き母。夫を愛する可愛い女でもあります。その言動は企業戦士のビジネスマンにとって、理想のでしょう。かたや、素子を仕事の世界に

    2012-01-08
    shino-katsuragi
    shino-katsuragi 2012/01/09
    「城山三郎がシャドウワークを理解していた…これは発見でした。」
  • 2011-12-27

    5年前、米国で共働き子育て夫婦について調査をしました。米国女性はなぜ、日女性より経済的地位が高く出生率も高いのか。政府の育児支援は貧弱なので、夫の家事育児分担が貢献しているのでは…と考え、文献を読んだりインタビューをしてきた結果、次のことが分かりました。 1)全体的に米国男性の方が日男性より、考え方が進歩的で行動も伴っている 2)米国では男性の経済力が下がったため、相対的に女性の経済力が上がった 1)は予想通りでしたが、2)はちょっと驚きました。インタビューした多くの男性が「の方が収入が高いから」とか「共働きでないと家計がもたないから」と明言したのです。要するに「に働いてもらわなきゃいけない→夫も家事をせざるをえない」という構図です。 当時、日では「ワーク・ライフ・バランス」という言葉が流行り始めていたものの、中身は「働きたい女性のための育児支援」。つまり女性のための福利厚生とい

    2011-12-27
  • 夫はつい最近まで、1カ月の育休を取っていました。 - rengejibuの日記

    政府や企業の取り組みやイクメンブームもあって、少しずつですが男性の育児休業経験者が増えている様子。今日はの立場から、夫育休についてちょっと書いてみます。 第一子の時、夫は、家事全般をやっていました。退院後、身動きが取れない私に代わって買い物や料理、掃除、洗濯などなど。オムツ換えと夜のミルク作りも夫の担当でした。私もできる範囲で動き、夫婦で頑張っていたのですが、夜昼かまわず泣く新生児の世話もあり疲れきってしまったので、ベビーシッター会社の「ドゥーラ・サービス」を頼みました。これは産後の母親向けケアで、母乳がでやすい事を作ってくれたり、掃除など家事全般を手掛けてくれるサービスです。 前回の反省を踏まえ、第二子出産に際しては万全の準備をしました。退院後すぐから、週3回、事作りのサービスを発注。上の子の保育送迎は夫が担当し、週末、学会などの仕事が入った時は夫が子連れで参加したり、ベビーシッタ

    夫はつい最近まで、1カ月の育休を取っていました。 - rengejibuの日記
  • 同じ話が何度も蒸し返されるので、まとめておこうと思いました。 - rengejibuの日記

    10年ほど前、ビジネス誌の記者をしてた時、新卒採用動向について取材しました。大企業の人事担当からよく聞いたのは「入社試験では、ペーパーも面接も女性の方が優秀。そのまま採用すると半分以上が女性になっちゃうので、男性に高下駄はかせてます」という話。 そんな音を言っちゃっていいのかなーと思いつつ、聞いていた。 様相が変わったのは2000年代始め。グローバルに事業を展開する、実力主義的な志向が強い企業でこんな話を聞くようになった。「来年の新入社員は男女半々です」。確か「即戦力」とやらが流行った頃。「叩けば伸びるかもしれない男子」を時間かけて育てる余裕がなくなってきたのだ。 それでも、まだよく聞く。「試験結果を上から並べたら、7割女性」「はっきり言って、上から順に取ったら全部、女性になっちゃうんだよ」…。実際の新入社員の構成はそんな風になっていないことは、ご存知の通り。 こういう風潮を指して「女性

    同じ話が何度も蒸し返されるので、まとめておこうと思いました。 - rengejibuの日記
    shino-katsuragi
    shino-katsuragi 2011/08/31
    これは言わないのが花なんだけども、使えないおじさんをサポート/フォローするコストなんてのもある。いや、本来はおじさんに限らずのはずなんだが、現時点ではおじさんのほうが母数が多いので。
  • このところ、twitterやメールを使って保育園に関する問題を考えてきました。 - rengejibuの日記

    子ども・子育て新システムや都がうちだした面積基準緩和について、たくさんの保育園保護者の方や専門家と意見を交わして、少し手応えを感じ始めています。 しかし、いまだに多くの人は「保育園といえば働く女性の問題」と思っています。また「待機児童が減れば保育園は問題なし」と考えている人が、世の中の大半でしょう。私たち保育園保護者なら肌感覚で分かる「保育の質」「子どもを最優先に」という主張を、この社会で意思決定権を握っている、社会的地位の高い男性たちに分かってもらうのは簡単なことではありません。 でも、当に子どもを取り巻く環境をよくしたいと思ったら、私たちは「彼ら」を味方につけなくてはいけない。ちょうど先日、元上司と飲み会をしました。彼はどこをどう取っても成功したビジネスマンであり、世論形成に与える力も大きいです。酒の席で保育園問題について話してみたものの、残念ながらあまり分かってもらえませんでした。

    このところ、twitterやメールを使って保育園に関する問題を考えてきました。 - rengejibuの日記
    shino-katsuragi
    shino-katsuragi 2011/02/16
    そうだよね、と思う部分と、うーん…と思う部分と半々。私立と公立のふたつの保育園にお世話になったが、まぁ、いろいろと。
  • 私には、そうは思えないし、「保守化した」と若い女性を責めるだけでは、何もよくならない。 - rengejibuの日記

    「若い女性の保守化」の根拠となるのは、国立社会保障・人口問題研究所の第4回全国家庭動向調査である。リンクの28〜29ページに世代別の性別役割分担観に関する分析がある。これを見ると「夫は外で働き、は主婦業に専念」への賛成割合は、29歳以下の女性で47.9%。前回調査では35.7%だったので、12ポイント近く増えている。 これは何を意味するのか。周囲の女子大生や女子大関係者の話を総合すると「20代女性の主婦志向」の背景には少なくとも2つの要因があるようだ。 1)幻想のOLを求める女子学生たち かつて、大企業の一般職を大量にうんだ大学で教鞭をとる知人によると「今でも一般職志望の女子学生が多い」という。彼女たちは大企業に一般職正社員として入社し、社内結婚で退社というルートを希望しているそうだ。「一般職の非正規化がすすみ、そういう仕事はなくなっているのに、彼女たちはそれを知らない」と知人はみる。

    私には、そうは思えないし、「保守化した」と若い女性を責めるだけでは、何もよくならない。 - rengejibuの日記
    shino-katsuragi
    shino-katsuragi 2010/08/30
    ゆっくりだが変わっていく社会。/まったくそのとおり。「課題は若者ではなく、私たちおじさん・おばさんの側にある。」
  • 色々あるにも関わらず、働く母親の間で勝間さん人気が衰えない理由を考えてみました。言わずもがなですが、これは私の個人的な見解であり、所属組織とは一切関係ありません。 - rengejibuの日記

    不思議なことに、勝間さんがネットや週刊誌でたたかれるたび、私の周りの働く母親からは応援の声が聞こえます。面白いのは彼女たちが、必ずしも勝間さんのようにキャリア優先ではないこと。学歴も職歴も高めですが、育児のために仕事をセーブしたり、転職したり独立して仕事をしている人もいます。勝間さんのようにバリバリ働きたいわけではないけれど、勝間さんのことを支持しているのです。 なぜでしょうか。 勝間さんのようになりたい/なれるとまでは思わない、働く母親たちが、それでも勝間さんを応援してしまう理由。それは、勝間さん批判の言説の根っこにある、女性差別的な匂いに気づいているからです。もし、勝間さんが言ったり、行ったとされる言動を中高年男性がしたならば、あそこまで言われるでしょうか。例えばある週刊誌の勝間さん批判の記事は、読後気分が悪くなったほどに、女性差別意識が丸出しでした。 企業の女性活用が進んできて一昔前

    色々あるにも関わらず、働く母親の間で勝間さん人気が衰えない理由を考えてみました。言わずもがなですが、これは私の個人的な見解であり、所属組織とは一切関係ありません。 - rengejibuの日記
    shino-katsuragi
    shino-katsuragi 2010/05/11
    そうかも。でも、まぁ、女の敵は女、というのも、また一面の真実だったりする。難しいね。
  • 常見くんのおかげでにわかにお客さんが増えたので、女子大生の方々にいくつかお伝えしようと思います。 - rengejibuの日記

    働く女性にとってロールモデル不在は昔からある課題でした。雇用機会均等法ができても、育児介護休業法ができても、今や働く母親が数の上で珍しくなくなっても、女性はこう言い続けています。「先が見えない」。 私の周りにはたくさん働く母親がいるんだけどな、と不思議に思い、そして気づきました。私たち働く親たちとそれ以外の人々は棲み分けているのです。住む場所ではなく、時間を。同じ地域に住んでいても私たちとみなさんは、違う時間を生きています。同じ森に住んでいる、フクロウと昼行性の動物のように。 例えば子どもができる前は午後9時に帰宅すると「早い」と思いました。今、午後9時は子どもが眠る時間です。この差はとてもとても大きい。一方で朝は前より2〜3時間、早く始まります。人によってはもっと早いでしょう。 働く女性が育児仕事の両立をどうしているのか。知りたい人は近所にある保育園に行ってみてほしい。防犯のため関係者

    常見くんのおかげでにわかにお客さんが増えたので、女子大生の方々にいくつかお伝えしようと思います。 - rengejibuの日記
    shino-katsuragi
    shino-katsuragi 2010/03/21
    いいとこどりは出来ない。そのとおり。/サラリーマンが増えすぎたのかしらねぇ。自営業とか一次産業とか、わしが育った時代/地域では働く母親は珍しくなかったんだけどね。
  • 以下の権利はない。 - rengejibuの日記

    1)日人労働者を採用する権利 子どもは未来の労働者だ。父親・母親には自分の子どもを育てる権利がある。それを邪魔する管理職は少なくないが、そういう人を放っておく経営者には、日人労働者を採用する権利はない。彼・彼女らの行為は、綺麗な観光地に来てゴミを捨てて帰り、他人にタダで掃除をさせるのと同じだ。子どもを産み育てるコストを全て他人に負わせて自分は一切サポートせず、その果実だけ享受しようとする恥知らずが何と多いことか。就活学生さんには、「女性活用のウソ」を見抜くリテラシーをもってほしい。 2)年金をもらう権利 年金保険料を払っているから、受け取るのは当然と勘違いしている人は少なくない。日の年金制度は賦課方式をとっているから、今の高齢者の年金は現役世代が払う。今、現役の経営者が将来もらう年金は、将来の労働者、つまり今いる子どもや、これから生まれてくる子どもたちが払う。だから、子どもが生まれて

    以下の権利はない。 - rengejibuの日記
    shino-katsuragi
    shino-katsuragi 2010/03/14
    「もし、宝くじがあたったら、この問題に特化した訴訟をサポートする財団を作りたい。」応援する。
  • 内閣府でお話した帰りに「パパの育休体験記」の冊子をいただきました。 - rengejibuの日記

    読んでみて、育休パパにも色々いることが分かりとても面白かったです。 「男性の育児休業」というと、「一部の進歩的な男性のもの」というイメージが強いのではないでしょうか。また、出世より家庭を優先していたり、会社が育児支援に熱心だったりするのかなと思う人もいるでしょう。 体験記を読むと、こうした思い込みが覆されます。パパたちが育休を取った期間も理由も様々で、短い人は1週間、長い人は1年。休業中は自分で家事育児をこなした人から実家の助けを借りた人までいます。育休を申し出た時の上司や勤務先の反応もいろいろです。必ずしも、男性の育休を応援する企業・組織ばかりではなく、それでも取るという態度を貫いたパパたちは偉いと思いました。勇気がありますね。 私が特にいいなあと思ったのは、調剤薬局の店長を務める方の体験談(1-04)。勤務先の会長が直々に「仕事の交代要員は何とかできるが、奥さんの交代要員は君しかいない

    内閣府でお話した帰りに「パパの育休体験記」の冊子をいただきました。 - rengejibuの日記
    shino-katsuragi
    shino-katsuragi 2009/07/20
    今だとまだ、自信がないとできないってのはあるかも。/パパ・クォータ制とか導入したらどうなるかな。
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