【前編はこちら】 ◎『プリンセスメゾン』が描く「自分以外の誰の心もいらない」幸せ 『プリンセスメゾン』1(小学館) では現代のアラサー女性たちは、この苛烈な状況を甘んじて受け入れるしかないのでしょうか? いやいや、決してそうではありません。この息苦しい世界においてはなによりも「幸せになること」が最上のレジスタンスであります。 「来たるオリンピックを前に、世界中から注目を集める大都市、東京」「都心のオアシス…空と緑にかこまれたウォーターフロントに、今、新たな歴史が刻まれる」「家族と過ごす癒やしの時…」「この町の発展とともに2人で築いてゆく確かな未来…」――新築マンションの内覧会に流れるVTRの、装飾過剰で空々しい言葉たち。それを聞いてか聞かずか、居酒屋に勤める独身女性・沼越さんは、さっそく熱心に物件をチェックし始めます。池辺葵先生の最新作『プリンセスメゾン』1(小学館)は、やはり東京オリンピ
「犬は恩を忘れない」は彼氏と別れたばかりの会社員・十萌(ともえ)が主人公。元彼と別れたばかりの彼女の前に現れた、名前も知らない“犬”みたいな男と十萌は関係を持ってしまう。その日から十萌は男が家にやってくることを楽しみにしていたが、彼女の友人はそんな2人の関係を快く思っていないようで……。 また今号では新鋭・安タケコによる新連載「煩悩ミッドナイト」が始動。普通の女子大生・鶴田春香が、借金を返済するために風俗で働き始めるところから物語は始まる。そのほかしがの夷織が、有名女優のある秘密を描く読み切り「恋人演技」も収録されている。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く