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ブックマーク / blog.goo.ne.jp/idconsult (8)

  • 「幼児期のムンプス罹患が増えていることへの警鐘」 - 感染症診療の原則

    では水痘とムンプスのワクチンが定期ではないため、接種率は20-30%といわれています。 このため、現在各地で流行をしています。 一般の人の感染症の理解は、麻疹なら「ぶつぶつと熱」、ムンプスなら「顔がはれる」といったところです。 治るんだしどうせならなっちゃった方が安くすむ(?)といった誤解もあります。 医療者の考えるリスクは麻疹なら急激な免疫不全、それに伴う肺炎等を考えますし、治癒したあと数年後に発症する脳炎のリスクもあります。水痘なら帯状疱疹、ムンプスなら髄膜炎や難聴も考えます。 ワクチン接種の際に検討すべきリスクは、ワクチン接種での副反応と自然感染での健康被害なのですが、後者の問題は情報としてうまく伝わっていません。というか、専門家は伝えようとしているのか?が問われています。 今年の5月のIASR(国立感染症研究所と厚生労働省結核感染症課が発行)にも関連レポートが掲載されています。

    「幼児期のムンプス罹患が増えていることへの警鐘」 - 感染症診療の原則
    shino-katsuragi
    shino-katsuragi 2016/06/04
    リスク回避の行動をしてしまうのは、人間だから仕方ないけど。自分を守るのは生き物として当たり前の行動ではある、が。何か方法がないものかしらねぇ。
  • (ふたたび)ワクチン接種後の副反応・有害事象の話 - 感染症診療の原則

    えー。 昨日開かれた「平成23年度第5回薬事・品衛生審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会及び第2回子宮頸がん等ワクチン予防接種後副反応検討会(合同開催)」(なんて長~~い) について、新聞とネットが賑わっていたので記事にしてみようと思いました。 (編集部的にはbig newsなしなんですが) 会議で配布された資料はコチラ (仕事早っ) キャリアブレインの記事でみてみましょう。 今年6月1日―8月22日の3ワクチンの副反応報告状況; HPVワクチンは推定約160万回が接種され、医療機関から171人の副反応報告。【0.011%】 このうち20人が死亡や障害などにつながる恐れがある「重篤」な事例【0.0013%】 報道が死亡例だけ大きく扱ったようですが、ほかの副反応はなんだったのか? 迷走神経反射(意識消失・失神)が他のワクチンより多いのは思春期に接種するからということで予想通りですが、ア

    (ふたたび)ワクチン接種後の副反応・有害事象の話 - 感染症診療の原則
  • 数字 と 痛み - 感染症診療の原則

    原発関連の話で、興味深い事象をみています。 当たり前な話ですが、その人の専門分野によって関心の重点と反応が異なることです。 数字そのものの精度や意味に論点をおく人と、それ以外に大きくわけるとします。 医療関係者の多くは後者です。仕事の性質上それは不思議ではありません。 それは、日々の診療でも、1回の検査の数値だけで物事を判断しているわけではないからであり、それが専門家としてそう心配する数字ではなくても当事者である患者さんや家族の受けとめは多様で、そこでいろいろな解釈や説明の努力を要することを経験しているからではないかとおもいます。 不確実性、不条理もそこにはたくさんあります。誰かの正解は別の人の正解にはならないこともしばしばです。 診療のある限定されたシーンにおいても、いくつかの数値とそれ以外の情報(状況)と、今後の選択肢とあわせて総合的に診ている、ということもあります。 ある限定された項

    数字 と 痛み - 感染症診療の原則
    shino-katsuragi
    shino-katsuragi 2011/04/27
    個々のケースに寄り添うことの意味。
  • ※数字修正 HPVワクチン(俗称「子宮頸がんワクチン」)失神「多発」ニュース - 感染症診療の原則

    読売新聞「子宮頸がんワクチンで副作用、失神多発」のニュースがネット上で話題になっています。 もともとこのワクチンへの反対意見や啓発の仕方への疑問視は各国・専門家の間にもあるのですが、特に反対派や不安層にインパクトをもたらしているようです。 読売新聞の記者は専門家への確認などをとったのかわかりませんが、ワクチンに詳しい医師等に確認をすれば、ネガティブにとられないような書きかたもあるのではないか、が感想です。 まず、グラクソ・スミスクラインは接種上の注意文書のなかで、この反応がおこりうることを説明し、接種後30分ほど医療機関で観察時間をおくことをすすめています。 そして重要な文書はこちら。 日小児科学会予防接種感染対策委員会 声明 「予防接種後の失神に対する注意点ついて」 一部ペースト紹介: -------------------------------------- 注意すべき対象: 海外

    ※数字修正 HPVワクチン(俗称「子宮頸がんワクチン」)失神「多発」ニュース - 感染症診療の原則
    shino-katsuragi
    shino-katsuragi 2010/12/28
    これもなぜ、強烈に反対されるのかが分からない。反対する人の心の底にある恐怖とは何なのだろう。
  • 「予防接種しないと何か問題か?」という親の質問 - 感染症診療の原則

    (新潟症例情報のところ一部修正) 予防接種を子どもにしたくないという親から「しないと人生上なにか不都合があるのでしょうか?」と聞かれました。 集団免疫の話などはまた別の機会に。ここではご人のリスクを考えてみたいと思います。 「医学部とか看護学部とか教育学部の進学はあきらめますかねえ・・・」(実習できない→免許はとれない) 「アメリカやオーストラリアなどメジャーなところの留学とか駐在も難しい、問題がおきると大ごとですかねえ・・・」 「妊娠育児のとき怖いでしょうねえ・・・」 といったらそんなことは考えたこともなかった、といわれました。 (まあ、その頃には人が自分の意思で接種できますが。それまでが怖い) 医療関係者としては「怖い」が先にきます。 怖さの実感が一般の人と医療者でずいぶんことなります。 医療機関には当然のことながら重症になった人がきます。 このため、医療者は子どものときに予防接

    「予防接種しないと何か問題か?」という親の質問 - 感染症診療の原則
  • 【これが必要】 緊急避妊専用薬 - 感染症診療の原則

    「パブリックコメント募集:医療上必要性が高い未承認の医薬品・適応」 http://blog.goo.ne.jp/idconsult/e/231d2623fa15a5277c256b198baba2dd の締め切りまで、「この薬・適応が必要じゃないか」というネタも紹介したいと思います。 抗菌薬から書くのがブログの筋なのですが青木編集長が福岡→福井出張のため、よもやま系から紹介させていただきます。 ---------------------------------------------------------------------- 日にまだ無いものに緊急避妊の専用薬があります。 ネットカフェのトイレで23歳の女性が出産し、赤ちゃんが便器の中で死んでいたというニュースが昨日ありました。メディアや世の中の反応は「ひどい女だ」というものですが、果たしてこのようなリスクに日々さらされている女

    【これが必要】 緊急避妊専用薬 - 感染症診療の原則
    shino-katsuragi
    shino-katsuragi 2010/01/07
    「バイアグラの迅速認可のときのようにサクサクと!」
  • 18歳は77% 13歳は85% - 感染症診療の原則

    周囲の中高生をもつ親は、「学校でやってくれないなら、夜や土日にやってくれないかしら」といいます。それは予防接種。 先日、南北線「駒込」の駅をおりたところでみつけた小児科クリニックの看板をみて、土曜午後や日曜(予約制)も対応をしているところがあることを知りました。思春期科も標榜されています。 http://www.timelyhit.ne.jp/hosaka/index.shtml 病児保育もされています。 25日に都内で開かれた日ウイルス学会で、麻疹の3期・4期定期接種の接種率が報告されました。(国立感染症研究所・多屋先生) 全国平均でみると18歳は77%、13歳は85%で、目標である95%にとどいていません。 原因として 1)周知が不十分 2)集団接種方式でない 3)クラブ活動などで忙しい生徒たちが医療機関に足を運びにくい状況 95%の接種率で、かつWHOの基準を満たしている麻疹排除

    18歳は77% 13歳は85% - 感染症診療の原則
  • 緊急避妊とコーラ - 感染症診療の原則

    先日看護学生に緊急避妊薬が国内未承認であるという説明をしたら「コーラで洗うのはどれくらいの効果がありますか?」ときかれました。 それは母親からのアドバイス。昭和から平成へ「伝承」されているのだと知りびっくりしました。緊急避妊薬の専用薬が未承認の日ですから仕方ないでしょうか。 実際に、コーラで洗うといいという伝説はこれまでにもいろいろな研究者がその殺精子効果の検証を試みました。 1985年にはNew England Journal of MedicineにUmpierreらが "Effect of 'Coke' on Sperm Motility."を投稿しています(November 1985、p. 1351)。 夏休みの自由研究みたいですがClassic Coke、 New Coke、 Pepsi cola、 Diet cokeを比較した研究者もいます。 (複数の人がかなり真剣にチャレン

    緊急避妊とコーラ - 感染症診療の原則
    shino-katsuragi
    shino-katsuragi 2009/08/12
    避妊は子どもが望まれて産まれてくるためのもの。緊急避妊薬も早く認可してほしい。
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